・東急電鉄デハ80形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
デハ82以下2連
2000.8.5 世田谷線三軒茶屋〜西太子堂間にて撮影
 1950(昭和25)年に6両が製造された世田谷線用の車両で、やはり当初は両運転台でした。その後木造車の鋼体化で仲間を増やしたものの早期に廃車となったようです。
 68年からは「連結2人乗り」化、片運転台化が行われましたが、85・86の2両は両運転台で残され、検査入場時にどの車両とでも組めるようになっています。78年からは車体更新が始まり、85年からは制御電源の低圧化が行われ、奇数車と86号車にSIVが設置されています。94年からは70形と同様台車の更新が行われています。
 99年に300形が登場したことで、徐々に廃車が進み、2001年には全廃となりました。
 走行音[toq80a.mp3/15.2MB]
 カルダン駆動となった後の走行音です。基本的に70形と同じような音です。でもある程度のスピードが出てからどことなくMT46みたいな雰囲気を感じるのは気のせいでしょうかね。そういう面での個体差が非常に激しいという話も聞いているので間違いということもないのだろうと思うわけですが…。それにしてもコンプレッサが70形みたいに交換されていないので、個人的にはこの80形の方が好きです。このファイルでもところどころで作動していて、「ポコポコ…」という音が聞こえるかと思います。
 録音は世田谷線下高井戸→松原→山下→宮の坂→上町→世田谷→松陰神社前→若林→西太子堂→三軒茶屋間です。以前はこのうちの1区間だけを公開していましたが、MDを再確認したところ、何と全区間通しでの録音をしていました。最初は少ししゃべり声が聞こえるところがあるのと、後半では放送を聞く限り結構込んでいたみたいなのですが(残念ながら当時の状況をまるで覚えていない)、しゃべり声は全く聞こえてきません。
 走行音[toq80b.mp3/3.45MB]
 同じくカルダン駆動化後の走行音です。同じ日に、同じ編成のもう1両を録音したものです。こちらは短区間の録音です。
 録音は世田谷線宮の坂→山下→松原間です。
・その他の写真
 デハ82以下2連の、、引退直前の頃の姿です。「旧玉電カラー」だったかと思います。雪の残る日の撮影ですね。
 世田谷線の旧型車両は、録音はデジタルでできたものもありましたが、撮影に関しては安物フィルムだけでした。
 2001.1.21 世田谷線三軒茶屋〜西太子堂間にて撮影

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