・東急電鉄8000系列(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
登場時に近い姿に復元された8039以下8連
登場時に近い姿に復元された8039以下8連
2000.8.28 東横線大倉山駅にて撮影
 8000系は、1969(昭和44)年の登場で、新玉川線で使用できる車両として設計され、まずは東横線に投入された、20m4扉のステンレス車です。モータは複巻電動機ですが、制御システムは界磁調整器の変わりにチョッパを使用し界磁チョッパ制御となりました。
 8500系は、1975年に半蔵門線直通用として一部改良して登場した車両です。運転台がやや高い位置になったことや、両先頭車が電動車となる編成形態の変更などが加えられました。
 1978年に8000系の軽量ステンレス車体試作車が2両登場し、その実績が1980年登場の8090系に反映されました。8090系は若干の裾絞りとなった車体や、8000系、8500系のコルゲートから、ビード加工の車体になりすっきりとした外観、非貫通型の先頭形状などが特徴です。5M3Tの編成で東横線に投入されました。
 1988年には将来の東横線からみなとみらい21線(仮称)への直通運転を視野に、非貫通の8090系を組み替える目的で、貫通型の制御電動車8590形と8690形が新造され、8090系と組み替えられました。8590形を先頭とする6M2Tの編成は東横線に、8090形を先頭とする3M2Tの編成を大井町線に配置しました。この時東横線に配置された編成は便宜的に8590系と呼ばれます。
 最後まで新造されたのは8500系で、1989年には電動車2両ユニット1組をVVVFインバータ制御に改造、1991年には最終増備車がVVVFインバータ制御車として新造されました。これらにより総計677両が製造されたそうです。
 8000系は2008年まで、8090系は2013年まで、8590系は田園都市線や大井町線に転属した上で、大井町線からは2013年に、田園都市線からは2019年に撤退しています。最後に残った8500系も2023年1月に全車が運用を離脱しました。廃車・解体となった車両の他、他社に譲渡された車両もあります。
 8000系走行音(1C8Mその2)[toq8ka.mp3/1.19MB]
 8000系の走行音です。今まで、「たぶん一般的な」と書いていましたが、よくよく聞き直してみると、おそらく「その2」に該当する走行音かと思われます。起動時には、、東急の界磁チョッパと言えばコレ、と言いたくなる低音が響き、高速域では低めの音と、このタイプでは私鉄の直流モーター車によくあるような風切り音の音程なのかな、という感じになります。もっとも、最高速度の区間ではないし、ちょっと断定する自信がなかったりもしますが…。
 増備途中でモーターの形式がTKM-69からTKM-80に変更されて、後に混用されているはずですが、これと音の関係はたぶんなしなのかなと思われます。昭和56年頃からの変更のようなので、基本的には8000系にはあまり多くはなく、8500系では半分くらいは、というのが新造時点での分布かと思われます。
 ちなみに、狭義の8000系は東横線に6M2Tの8連が19本、大井町線に3M2Tの5連が7本、計187両が在籍しました。大井町線ではその編成から1C4M車と1C8M車が混在するわけですが、本来の1C4M車が組み込まれていたのは2編成だけで、残りの編成の1C4M車は1C8M用の車両を代用していました(たぶん永久直列配線で使用されて、回生ブレーキが高い速度で失効したと思われる)。
 録音は東横線田園調布→多摩川間です。
 8000系走行音(1C8Mその1、空転滑走)[toq8kb.mp3/4.77MB]
 8000系の走行音ですが、こちらはところどころで空転や滑走をしています。最高速度が出る区間も含まれています。高速域の音が独特の低音で、いかにも8000系列らしい「その1」の走行音になります。
 録音は東横線祐天寺→学芸大学→都立大学→自由が丘間です。
 8090系(1C4M)走行音[toq89a.mp3/4.23MB]
 こちらは大井町線で活躍した8090系のうち、大井町側から2両目に組まれる1C4M車、8400形の走行音です。当初は東横線に5M3Tで投入され、急行用として活躍したわけですが、将来の横浜からのみなとみらい21線への乗り入れが決定し、貫通形とする必要が生じたため大井町線に3M2Tの編成を移し、残った中間車2M1T×10のところにMc車2両(8590・8690形)×5を新造し6M2Tの8連となった「8590系」が東横線に残ることとなりました。
 それにしてもこの車両、たまたま個体差でこういう音を出しているのか、この形式が全てこうなのかは分かりかねますが、起動時の「唸り」本当に激しいですね。さすがに路線が路線だけに速度は出ませんが。そんな中でも一応区別するなら「その2」の高速域の音なのかなと思います。
 録音は大井町線緑が丘→大岡山→北千束→旗の台間です。
 8590系走行音(1C8Mその1)[toq89b.mp3/2.49MB]
 こちらは東横線を走行した時代の「8590系」の桜木町方先頭車、8590形の走行音です。とは言っても後ろ向きになっているときの録音なんですが…。
 音は基本的に普通の8000系列で、録音した車両は「その1」に該当するようです。急行運用でもあり、一番飛ばせる区間で録りましたのでかなり激しい音になっています。もちろんmaxの110km/hまで出ていると思います。高速域では低めの音がかなり強くなっています。
 録音は東横線自由が丘→学芸大学間です。録音した当時は基本的に急行専用車となっていました。東横特急が誕生した時に全種別に運用されるようになりました。もっとも、5M3Tだった8090系時代なら分かりますが、なぜ6M2Tの8590系を各停に入れないように限定していたのかは、正直よく分かりません。
 東横線では8連5本でしたが、段階的に田園都市線や大井町線に転属し、最終的には田園都市線に集約され、8500系より早く全車引退を迎えました。
 8500系走行音その1[toq85f1a.mp3/2.96MB]
 田園都市線と半蔵門線の主として活躍した8500系の走行音です。この車両は中央林間方の先頭車で、Mc車なのですが、残念ながら最後尾の車両での録音です。走行音は8000系と同じで、この録音は高速域で低音が主体となる「その1」になります。
 この録音に関しては、始発駅でもないのに、なぜか全体的に「チュイーン」という感じの甲高い音が重なっているんですよね。直流モーター車で、始発駅や待避駅などで数分間の停車をすると、最初の起動時にだけそういう音が聞こえる傾向があるのですが、これは毎回ですよね。少し変わっています。
 録音は田園都市線田奈→青葉台→藤が丘間です。
 8500系走行音その1[toq85f1b.mp3/20.9MB]
 こちらは乗り入れ先となる東武日光線と伊勢崎線区間での録音になります。特に加速設定を変更したりはしないみたいですが、ノッチを絞り気味にしたりして、少し加速力は抑えられていると思います。東武なので110km/hを出すことはありませんが、とりあえず100km/hに近いところまでは、特に日光線内ではコンスタントに上げてくれます。東急線内のような忙しない加減速とはならず、それなりの速度は出すのにまったり走っているという、東武らしい走り方ですね。
 録音した車両の走行音のタイプは、高速域で低音が中心となる「その1」です。
 録音は東武日光線・伊勢崎線南栗橋→幸手→杉戸高野台→東武動物公園→春日部→せんげん台間です。
 8500系走行音その1[toq85f1c.mp3/10.7MB]
 田園都市線内での、「その1」タイプの走行音です。比較的短めの駅間が続くところでの録音です。最高速度には届きませんが、それでもキビキビと走ります。
 録音は田園都市線あざみ野→たまプラーザ→鷺沼→宮前平→宮崎台→梶が谷→溝の口間です。
 8500系走行音その1[toq85f1d.mp3/3.86MB]
 こちらは田園都市線の地下区間、に現在はなっていますが、録音した当時は新玉川線でした。車号が0707となっていて、中間電動車8700形が8799まで到達後、0700、0701、…と0718号車まで進んだのでした。この0707号車に関しては、1987年製で2009年廃車と、比較的短命になった車両となります。
 録音は新玉川線駒沢大学→三軒茶屋→池尻大橋間です。
 8500系走行音その2[toq85f2a.mp3/6.05MB]
 こちらは以前から公開していた走行音を、当時まとめて録音していた区間全て公開するように変更したものです。これが普通の、と当時は書いていましたが、よくよく聞き直すと、高速域が比較的高音となる「その2」に分類されます。東洋電機のモーターだと書いているサイトもありますが、判断された根拠が書かれていないため何とも言えません。まぁ、他の私鉄の直流モーター車に、高速域でこれと似たような音程となるものがたくさんあるから、と予想はしますが…。
 録音は田園都市線梶が谷→宮崎台→宮前平→鷺沼→たまプラーザ間です。先頭電動車での録音ですので、ATCの現示変化ベルの音などが聞こえてきます。
 8500系走行音その2[toq85f2b.mp3/19.9MBB]
 「その2」のタイプの車両の、東武線内での走行音となります。走り方の特徴は、「その1」のタイプの東武線内の走行音と同様で、高速域の音程の違いが分かると思います。
 録音は東武日光線・伊勢崎線南栗橋→幸手→杉戸高野台→東武動物公園→春日部→せんげん台間です。
 8500系走行音その3[toq85f3a.mp3/2.99MBB]
 1つ上のファイルと同じ車両を16年も前に録音したものですが、この時は「その3」のタイプでした。以前に、起動時の「唸り」に迫力がないタイプということで紹介していた走行音を、複数区間の走行音にしてアップし直したものです。本当に、起動時の音が東急の界磁チョッパ車とは思えないんですよね。代わりに高速域はその1やその2よりもうるさい気がします。
 録音は田園都市線宮前平→宮崎台→梶が谷間です。
 8500系走行音その3[toq85f3b.mp3/20.5MBB]
 同じく「その3」の走行音で、田園都市線内のかなり長い区間を録音したものです。8500系の数もだいぶ減ってきて、もう2年も活躍の期間がない、という時期での録音ですので、駅にはホームドアもほぼ(全部かも?)完備されていました。
 録音は田園都市線中央林間→つきみ野→南町田グランベリーパーク→すずかけ台→つくし野→長津田→田奈→青葉台→藤が丘→市が尾→江田→あざみ野間です。
 VVVF車走行音その1[toq85v1a.mp3/6.67MB]
 この走行音は、1989年にVVVF化改造を受けた8799と0802のユニットのものです。この時期としては長めの非同期モードだったりしますが、音程は低く、割れるような響き方が特徴でもあります。減速音は日立らしい、高めの音がよく響くタイプなのですが、その中にも荒っぽさがあると言うか何と言うか、といったところでしょうか。このタイプで量産された例は相鉄8000系がありますが、もう少しソフトな鳴り方になってますね。
 録音は田園都市線溝の口→鷺沼→たまプラーザ間です。準急列車での録音です。
 VVVF車走行音その1[toq85v1b.mp3/11.4MB]
 同じ8799号車の、半蔵門線内での走行音です。
 録音は東京メトロ半蔵門線押上→錦糸町→住吉→清澄白河→水天宮前間です。
 VVVF車走行音その2[toq85v2a.mp3/3.61MB]
 こちらは8500系の最終増備車となった0718と0818のユニットが該当し、上のユニットと共に8542〜8642の編成に組み込まれて活躍しました。この車両では2000系と類似したVVVF音となり、量産品と大差がないことを伺わせるものとなっています。ただ、減速音は2000系のようなきれいな音ではなく、8799号車のような無骨さが感じられます。そして回生ブレーキが失効する時には、非同期モードのような音が一瞬鳴ることもあります(このファイルでも聞こえます)。
 ちなみに8500系は最終的に10連40本となり、基本的に田園都市線と地下鉄半蔵門線との直通用に使用されました。先頭車の番号は42までありますが、これは2編成ほど5連2本に分割可能な車両があったためです(その5連2本は分割されて大井町線で使われた期間もありました)。
 録音は田園都市線あざみ野→青葉台間です。準急列車での1区間になります。都心からはだいぶ離れましたので、朝ラッシュ返しの下り列車でそれなりに速度も出ています。
 VVVF車走行音その2[toq85v2b.mp3/19.0MB]
 同じく0718-0818号車のユニットの走行音です。半蔵門線と田園都市線の地下区間での録音で、上のファイルは0818号車(制御器なし)だったのに対し、こちらは0718号車(制御器付)っでの録音です。0718号車は8799-0802号車ユニットと隣り合ってしまい、しかも8799ユニットの方が強い音なので、録り方が難しい車両でもありました。この録音は8799ユニットからは離れた車端での録音となります。地下区間でもあるので、ところどころで8799ユニットの音も少し混ざってきてしまいます。
 回生ブレーキ失効の時の非同期モードのような音も、それなりの頻度で聞こえてきます。
 録音は東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線青山一丁目→表参道→渋谷→池尻大橋→三軒茶屋→駒澤大学→桜新町→用賀→二子玉川間です。
 VVVF車走行音(mix)[toq85v0a.mp3/12.8MB]
 上の2種のVVVF車の連結部で録音した、2種の混ざりの走行音です。どの部分がどちらの車両から発せられているのか、全て区別できるでしょうか?
 左チャンネルを0802号車に、右チャンネルを0718号車の方に向けて録っています(そこまでの指向性はないと思いますが)。
 録音は東京メトロ半蔵門線三越前→水天宮前→清澄白河→住吉→錦糸町→押上間です。
・その他の写真
 大井町線の8050以下5連です。こちらは「普通の8000系」と言えばいいでしょうか。幕式の行先表示器が残っていて、正面の赤帯と冷房改造車という、ごく普通な佇まい(と沿線外の住人からは思えた)でした。
 2000.1.12 二子玉川園駅(現在は二子玉川に改称)にて撮影
 東横線の8000系8010以下8連で、上の大井町線の写真と比べると、行先表示がLEDになった点が違います。このLED、写りが悪いですよね。特急横浜を表示してるんですが、暗い感じだし少し切れているしで、わからないですね…。
 2004.1.31 東横線東白楽駅にて撮影
 東横線の8000系8022以下8連で、室内の更新工事などを行った車両はこのような塗装になっていました。「歌舞伎塗装」という俗称が付いていました。更新車のうち、初期に施工された車両はこのように行先表示が字幕式のままでした。本当に懐かしい、桜木町行ですね。
 2004.1.27 東横線元住吉駅にて撮影
 更新車も途中からはLED式の行先表示器を使用するようになりました。写真は8020以下8連です。
 2005.8.28 東横線菊名〜妙蓮寺間にて撮影
 東横線の8000系8008以下8連で、確か「伊豆の夏号」と名付けられていた記憶があります。伊豆急への譲渡が決定し、伊豆急のデザインを東急線で走らせました、というような趣旨だったかと思います(違ってたらごめんなさい)。
 2005.7.23 東横線東白楽駅にて撮影
 こちらは大井町線で運用されていた頃の8090系8081以下5連です。確か90だったか91から付番したものの、番号がすぐにあふれてしまって80か81に戻ってしまった、というような経緯があったと思います。引退前には8590系や9000系大井町線用のような、オレンジも含んだ帯に変更されていましたが、その頃の写真、と言うか、8090系のデジカメ写真すらないと言う…。
 1999.11.7 二子玉川園駅(現在は二子玉川に改称)にて撮影
 田園都市線用の8500系のうち、初期車に当たる8606以下10連です。東武への直通対応の編成に選ばれなかったせいか、最後まで方向幕のままで残った、原形を色濃く残す貴重な編成でした。田園都市線50周年のヘッドマーク(シール)が取り付けられていた時の撮影です。
 2016.12.28 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 田園都市線用の8500系のうち、末期に登場した編成を大井町線で運用されていた時の8640以下5連です。こちらも行先表示が字幕式でした。
 2003.5.30 大井町線大井町駅にて撮影
 田園都市線用の8500系8527以下10連です。行先表示がLED化されてからの撮影となります。急行表示はオレンジ色のLEDばかりになるんですね。
 2016.12.20 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 こちらはVVVF車を含む8642以下10連です。撮影した頃には行先表示器がLED化されていました。いつ頃変わったかは、正直把握していません(2000年に撮った写真では方向幕でした)。運行番号が42Kと言うのも好きです。
 2016.12.28 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 こちらは広告車両的な役割を長年担ってきた、8637以下10連です。8500系のVVVF車登場時はこの編成に組み込まれていたそうですが、後に8642編成に変更され、この8637編成は青帯の広告車として長く活躍しました。この撮影の頃は、東横線の9000系にもあったような、シャボン玉をあしらったような(?)デザインでした。側面には、8500系では通常は入っていないラインが、正面と同じ青で全体に引かれているのも特徴でした。
 2008.2.24 田園都市線溝の口駅にて撮影
 同じく8637編成で、こちらは8537以下10連です。この時期には「bunkamura号」となっていて、ヘッドマーク(シール)と、側面ドアの装飾などが特徴となっていました。もう少し側面が写せる場所なら良かったのですが、ここだと望遠レンズで圧縮されちゃって側面の様子が分かりにくいんですよね…。この撮影より少し前の時期は、「単なる青帯車」という状態でした(撮ってはあるけど面白みもないのでここでは省略!)。
 2018.8.13 田園都市線鷺沼駅にて撮影
 8514以下10連で、「伊豆の夏」として、8000系の末期にあったのと同じようなラッピングが施されていました。夏限定であったり、通年装飾だけはされたりと、時期によって扱いが違っていた模様です(あまり詳しくはない…)。
 2018.8.13 田園都市線鷺沼駅にて撮影
 東横線で活躍していた時代の8590系8592以下8連です。8090系をベースに貫通扉が追加されたというのがよく分かると思います。田園都市線への転属後も、最初の頃は東横線時代と同じ、スカートなしの姿でした。
 2005.8.28 東横線菊名〜妙蓮寺間にて撮影
 大井町線時代の8590系8693以下5連です。側面には路線名の表示が追加された程度だったようですが、正面の帯が赤からオレンジへのグラデーションがかかったラインに変更されたのが特徴です。それと、いつの間にかシングルアームパンタグラフになっていたようですね。
 2008.2.24 田園都市線溝の口駅にて撮影
 田園都市線時代の8590系8694以下5連です。スカートが設置された後の撮影です。それでも方向幕のままだったのは、見た目としてはいいですよね。一つ上の、大井町線の撮影よりも10年も経過していましたが、こちらは普通の菱形パンタグラフのままだったんですね。
 2018.8.13 田園都市線たまプラーザ駅にて撮影
 8000系8408号車から8005号車方向の室内です。昔からこうだったのかどうかは知らないのですが、私の中では「いかにも東急らしい」室内のイメージです。
 2004.5.1 大井町線大井町駅にて
 8500系8794号車から8627号車方向の室内です。比較的原形に近い状態で末期まで残っていたのではないかと思われます。
 2016.11.20 東武日光線南栗橋駅にて
 8500系0702号車から8640号車方向の室内です。最後の方に製造されたグループの特徴ということで良かったかと思いますが、ロングシートの途中に肘掛けを兼ねた仕切りが設置されています。5連に分割できる編成が、実際に5両編成になって大井町線で運用されていた頃の撮影です。
 2003.5.30 大井町線大井町駅にて
 8500系8705号車から8605号車方向の室内です。こちらは更新工事を受けた車両と思われます。シートはバケットタイプになり、ロングシートの途中に握り棒が追加されています。
 2003.3.30 田園都市線長津田駅にて
 8500系8786号車から8636号車方向の室内です。写真を撮っていながら記憶に残っていなくて、こんなワインレッド色のシートモケットなんてあったんですね。
 2021.5.28 田園都市線中央林間駅にて
 8090系8284号車から8084号車方向の室内です。基本的には8000系列の室内ですが、独特の車体断面の様子が、室内の写真からも見て取れますね。
 2003.5.30 大井町線大井町駅にて
 8500系のVVVF改造車である、8799号車のVVVF装置です。南側の側面には、この写真のように日立GTO後期形の、よく見慣れた形状の大きなパワーユニットが2つ、見えます。V相とW相という表示も見えますね。
 2017.5.1 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 8799号車のVVVF装置を北側から撮った写真です。このように、パワーユニットが1つ(U相)とゲート制御部がこちらの側面に見えます。
 2018.8.13 田園都市線鷺沼駅にて撮影
 8500系の最終増備の中間電動車ユニットは新造時からVVVF車となりました。この写真はそれに該当する0718号車のVVVF装置です。南側にパワーユニットが2組という配置は8799号車と同じですが、パワーユニットの通風口の形状が異なっており、2000系と同じと思われます。
 2016.12.28 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 0718号車のVVVF装置を北側から撮った写真です。8799号車の北側と同じ構成で、パワーユニットの形状が違うというものになります。
 2018.8.13 田園都市線鷺沼駅にて撮影
 8500系8960号車(8623編成)のSIVです。東芝製の、GTOサイリスタを使用した170kVAのSIVだそうです。BS482系列の装置と思われますが、似た形状でも型番の違うものも多いらしく、断定はできません。
 2018.8.13 田園都市線たまプラーザ駅にて撮影
 8500系8934号車(8617編成)のSIVです。これも東芝製の、GTOサイリスタを使用した170kVAのSIVだそうです。INV-029系列の装置らしいです。メーカー名の表示方法が変わった以外に違いを見いだすのが難しいレベルですよね…。
 2018.8.13 田園都市線鷺沼駅にて撮影
 8500系8631号車の動台車です。TS-807A形となるそうで、軽量構体の車両が装備する台車なのだそうです。正直、撮影した時は単なる「8500系」の台車を撮ったつもりだったのに、まさかの軽量構体の8500系最初の編成でした。そして、軽量になる前のタイプの車両は台車の撮影をしたことがなかったみたいです(意外とやらかすパターンです…)。
 2016.4.29 田園都市線あざみ野駅にて撮影
 8500系0718号車の動台車です。VVVF制御で新造された最後の8500系(と言うより8000系列)電動車ですが、形式は変わっていない模様です。
 2018.8.13 田園都市線鷺沼駅にて撮影
 8590系8594号車の動台車です。TS-807B形となるそうですが、たぶんTS-807Aとの外観の差は見当たりませんよね。
 2016.12.28 田園都市線あざみ野駅にて撮影

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