・111系

クハ111-28以下4連  1962(昭和37)年、東海道線東京口の混雑緩和を目指して登場した近郊形車両で、車体構造は先に登場した交直両用の401系に準じたものとなり、性能的にも同車と同等で、通勤形の101系と急行形153系や特急形151系の中間に位置するものとなっています。
 国鉄の新性能電車第一世代の中では遅めの登場であったこともあり、早くも翌年にはMT54装備の113系へと移行し、電動車の製造は64ユニットにとどまっているようです。
 現在ではごくわずかな両数が四国で活躍しているものの、これもJR東日本から移籍した113系に後を追われ、2000年中に姿を消す勢いだそうです。
1998.3.2 予讃線多度津駅にて撮影
 モハ111-4走行音[111-4.ra/304KB] 直接再生
 111系の走行音です。歯数比は113系と同じですが、MT46であるせいかどうかは知りませんが、起動時がかなり急行形電車の音に近いように聞こえてきます。また、高速域では当然のことながらMT46形電動機の特徴でもある悲しげな音の響きが分かると思います。
 録音はM.Hayashiさんの提供で、予算線讃岐府中→国分間です。
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