・クモハ123形
JRの誕生を目前にした1986年11月の改正で荷物列車がほぼ全廃となり、余剰車の有効活用と地方線区での輸送効率化を図るために荷物車などを改造して誕生しました。
クモニ143形を改造した0番代が松本地区に1両、可部線(現在は宇部線)に3両、阪和線羽衣支線(現在は宇野線)に2両、身延線にはクモユニ147形を改造した40番代(現在はインバータクーラー化で5040番代)5両とクモヤ145-600番代を改造した600番代2両が配置され活躍しています。
2000.3.29 東海道本線沼津駅にて撮影
クモハ123-601走行音
[c123-601.ra/420KB]
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身延線で活躍するクモハ123形600番代の走行音です。この車両と5040番代の車両はMT46形電動機を搭載していて、歯数比も101系と同じになっています。1M車であり、MT46形電動機を4台ですから、端子電圧375Vに合わせて永久直列の接続になっているはずなんですが、加速時のモーター音を聞く限りでは直並列切替をしているように感じるんですよね・・・。それから、600番代は発電ブレーキを搭載していないらしいです(40番代は装備している)。
録音は東海道本線東田子の浦→吉原間です。本数はわずかですが東海道本線上での運用もあり、最高100km/hで疾走するMT46のサウンドが楽しめます。
・その他のクモハ123形の姿
クモハ123-1です。1両だけが松本運転所に配置され、辰野〜塩尻間で使用されています。クモニ143形からの改造で、端子電圧750VのMT57A形モータが積まれています。
2000.2.26 中央本線塩尻駅にて撮影
クモハ123-5043+5145の2連です。クモハ123形40番代はクモユニ147形の改造車で、モータはMT46A形となっています。インバータクーラーと電源用DC/DCコンバータの搭載で5040番代となりましたが、45番だけはさらに全面貫通化も行われて5145番に改番されています。
2000.3.29 東海道本線沼津駅にて撮影
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