・169系

クモハ169-19以下3連+クハ167-7以下4連  1967(昭和42)年、信越本線横川〜軽井沢間の碓氷峠をEF63形電気機関車の重連との協調運転により12両編成での同区間通過を可能にする車両の試作車、165系900番代12両が製造されました。この結果を生かして翌年に量産を開始したのが169系です。車体や主要機器は同時期に登場した165系に準じているものの、協調運転用であることから直列段でもノッチ戻しや弱め界磁制御を行えるなどの違いがあります。
 現在では碓氷峠自体が長野新幹線の開業により廃止となり、169系は本来の用途が消滅し、165系同様の波動用車両となっています。
1999.10.2 常磐線我孫子駅にて撮影
 クモハ169-16走行音[c169-16.ra/333KB] 直接再生
 169系の走行音です。1998年頃までは松本地区でも169系の活躍の場はかなり広かったのですが、E127系100番代の登場により大幅に狭められてしまい、115系のリニューアル工事による車両不足を補う分以外は三鷹電車区の波動用車両に転用されることとなってしまいました。
 この録音はE127系100番代が登場してまもなくの頃のもので、昼間の松本〜小淵沢間の列車で録音したものです。この車両の音の特徴としては、動き出すときに珍しく大きな音が響いていて、低速域の急行形らしい音も特にきれいに鳴っているということでしょうか。また、高速域では力行中だけですが、「MT46の響き」も混ざっているようにも聞こえてきます。
 録音は篠ノ井線村井→広丘間です。
・その他の169系の姿
 こちらはしなの鉄道に移籍し、同鉄道オリジナル塗装に変更されたクモハ169-6以下3連です。
 1999.2.25 長野駅にて撮影

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