|
こちらは総武・中央緩行線で活躍するクハ201-154以下10連です。中央線の快速系が201系に統一された後ではこの総武・中央緩行線と、関西の東海道・山陽緩行線の2路線に投入されましたが、どちらも完全な置換えとはなりませんでした。特に総武・中央緩行線についてはそれほど本数も多くなく、近い将来209系とE231系で統一されるということも決まり、いくつかの路線に転属することも決定しているようです。つまりこの黄色の201系も先は長くないようです。
1999.1.4 総武本線錦糸町駅にて撮影
|
|
こちらは関西の東海道・山陽緩行線で活躍するクハ201-121以下7連です。201系唯一のスカイブルー塗装でしたが、今では京葉線に同様の塗装が登場していて、関東でも見られる色になってしまいました。スカートの形や編成構成にはもちろん違いはありますが。
1999.9.8 東海道本線山崎〜高槻間にて撮影
|
|
こちらは試作車であるクハ201-902です。登場時は試作車のみで8M2Tの10連を組んでいましたが昭和58年の量産化改造で1ユニットを電装解除した6M4T編成となり、更には総武・中央緩行線のATS-P導入時には試作車にのみ存在するクモハ200形に搭載スペースがないことからか、試作車は全て中間車扱いになるということで、このように常に閉じ込められた状態になってしまいました。気になるのは今後で、他線区に転じてまで使用されるのか、あるいは総武・中央緩行線からの201系引退を機に廃車となってしまうのか、動向が注目されるところです。
2000.9.9 新宿駅にて撮影
|
|
試作車であるモハ201-904のチョッパ装置です。形は初期の量産車とそれほど変わらないようにも感じられますが、実は設置されている向きが全く逆だったりします。メーカーについてはプレート類が見られなかったので不明ですが、あるいはゲート制御部の方にあるのかもしれないですね。
2000.9.9 新宿駅にて撮影
|
|
これは量産車のうち、前半のグループのチョッパ装置です(モハ201-120)。たぶんモハ201-157までの車両がこの形では、と思われます。写真は東芝製の装置で、昭和時代(正確な時期は不明ですが)にはこのような筆記体の「Toshiba」のロゴが入っていたようです。車両によっては試作車のように、メーカー名のないものもあるようです。
2000.9.9 中央本線三鷹駅にて撮影
|
|
量産車のうち、モハ201-158以降で採用されていると思われるチョッパ装置です(モハ201-201)。前半の車両と似ているようで、実は結構目立った違いがあるのも分かると思います。203系でもこれと同じものが使われているようです。
写真の装置は東洋電機製で、「TDK」をあしらったマークが入っています。最近の同社製の装置ではやはり違った表記になっています。
2000.1.1 新宿駅にて撮影
|
|
こちらは、量産車、モハ201-120の台車です。電動車はDT46、付随車はTR231という空気バネ台車を装備しています。国鉄の通勤形電車では301系に次ぐ2例目の空気バネ台車のようです。付随台車についても、ブレーキ関係が少し違いますが、外観的にも大きくは違わないようです(細かくいえば違いはあるけど文章にできない・・・)。
2000.9.9 中央本線三鷹駅にて撮影
|