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クハ411-619以下7連とクハ411-320以下4連の計11両編成の写真です。先頭車の600というのは、ロングシート車500番代グループの偶数向き先頭車という意味で、以下500番代のモハが2両と、サハ、そして100番代か700番代のモハユニット、最後に500番代のクハが続くというのが基本的な7両編成の構成です。後ろの4連は415系0番代なわけですが、当初はクハ401をクハ411-0番代に、クハ421をクハ411-100番代に改番するという計画もあったらしく、また、クハ421形が100番を越えていたため415系0番代と組むクハは300番代とされましたが、結局この改番は実現しなかったため、クハ411-0番代は欠番、100、200番代はシートピッチ拡大車の製造時に使用されるという結果になりました。
2000.2.11 常磐線取手〜藤代間にて撮影
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こちらは九州で活躍するクハ411-336以下4連です。これも415系0番代車で、モハユニットは18番が組まれています。このように九州の415系は幕板部にも青帯が巻かれているのが特徴となっています。また、この編成はリニューアル工事の施された編成で、側窓の一部固定1段窓化、車内のオールロングシート化、化粧板や床の張り替えなどのリフレッシュ工事が施されています。
1999.3.8 鹿児島本線南福岡駅にて撮影
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こちらはステンレス製の415系1500番代を先頭とした編成で、クハ411-1629以下4連+クハ401-51以下4連+クハ401-58以下4連の計12両編成です。中程の4両は403系の第1編成として落成したクハ401-51と、鋼製車では最終グループのモハユニットの707番、最後はサハからの415系唯一の先頭車か改造車クハ411-701と続いています。後ろの4両はモハユニットが720番、両端のクハは401-57、58であり、いずれも403系初期車と共に製造されたものということになります。いずれもクハ401は車体更新を受けているので仮に700番代を延命させない場合、編成としての寿命はほぼ一致するものと思われます。
2000.2.11 常磐線取手〜藤代間にて撮影
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こちらは九州で活躍するクハ411-1614以下4連です。青帯が常磐線と比べると水色に近いのが特徴です。JRマークも常磐線用の白に対して九州用ではコーポレートカラーの赤を使っているのも目立つところです。この写真では屋上にベンチレータも残っているわけですが、現在では九州の415系は全て撤去されたとも聞いています。列車番号表示器が字幕式である点と併せ、実は1500番代としての原形を写した貴重なものだったのかも、などと一人で思ったりもしています。
1999.3.4 鹿児島本線熊本駅にて撮影
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こちらは誰が見ても215系のための2階建て普通車の試作車である、クハ415-1901以下12両編成の写真です。後ろの4両はクハ411-101他の4連です。某社から出版されている編成表では4両目のサハ411-1601にトイレが設置されていることになっていますが、あれは大ウソです。現実的にはあの位置にトイレがないのはかなり不親切なんですがね。そもそも登場時に長距離着席通勤ができるように、等と言っていたわけで、元々長距離客向けなのにトイレが8両も向こうまで歩かなければ行けないなんて、そもそもおかしいんですよね。サハ411-1601なんて車両を造らずにクハ411-1635(もちろんそんな車両はありません)を入れてくれればよかったのに・・・。と言う以前に、8両編成のうちの1両だけ2階建て車で、他の車両は全てロングシート車ということも何か間違っているように思えてならないわけですが・・・。
2000.6.23 常磐線藤代駅にて撮影
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