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こちらは489系200・600番代ではありますが、クハ481形200番代に相当する貫通形先頭部が特徴となっています。写真の車両は長野総合車両所の「あさま」用489系ですが、車号は分かりません。
1993.5.30 上野駅にて撮影
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こちらは200番代と類似したスタイルながら分割併合運転が実現しなかったことや、貫通形ではすきま風があったりするなど、貫通形先頭車を製造するメリットがなくなったために非貫通形とされたクハ481形300番代です。写真の車両は当時の勝田電車区K4編成のクハ481-349以下7連であると思われます。この2ヶ月後くらいには塗装変更されてしまったようです。
1994.7.29 上野駅にて撮影
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こちらは北海道での「いしかり」号の運転のために酷寒地向け車両として登場した1500番代で、運転室の屋根上に2等のヘッドライトが載っていることが特徴となっています。点灯状態ならなおよいのですが・・・。
車号はクハ481-1508以下6連です。
2000.2.27 東北本線盛岡駅にて撮影
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ここからしばらくはJR東日本の塗装変更車を紹介します。まずは、上沼垂運転区に所属する485系で、残念ながら今では全て廃車になってしまったボンネット形先頭車のクハ481-29他の編成です。
1992.8.16 新潟駅にて撮影
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こちらは同様の塗装クロハ481-1026以下6連です。
1998.9.8 青森駅にて撮影
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こちらは「ひたち」用の新塗装で、勝田電車区所属車に塗られていましたが、今では全てE653系に置き換えられたため、一部休車で残っている車両でわずかに見られるだけとなっています。地元でいつも見ていた塗装ではありますが、どう見ても国鉄特急色の方が格好いいし、見栄えもいいもので、この塗装がなくなったから寂しいということもなかったりします。よほど国鉄色が消滅したときの方がショックは大きかったし・・・。
写真はクハ481-313以下7連です。(当時のK6編成)
1993.5.30 常磐線土浦駅にて撮影
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同じく「ひたち」用のボンネット形を先頭とする当時のK2編成、クハ481-31以下7連です。この車両はまだ国鉄特急の逆台形のシンボルマークが残っていたからマシですが、これも撤去していた編成が一部あって、もはや見る影もない、と言えるひどい姿でした。何と言ってもボンネットの先端部が光っていましたから・・・。そんなだから嫌いになったのかなぁ・・・。
1997.8.2 常磐線牛久駅にて撮影
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続いて「ビバあいづ」用のクハ481-345以下6連です。ここの車両はビバあいづ用になる前には勝田電車区に所属し、「ひたち」に使われていました。特にクロハ481形1500番代という車両はクハ481形1100番代からの転用なのですが、そのクハ481-1100はサロ481-1000からの改造車で、結局は全室グリーン車から全室普通車に、今度は半室だけグリーン車にと、何度も座席が取り替えられている忙しい車両だったりもします。「ひたち」のようなひどい塗装だとは思いませんが、でもあまり塗り替えっていいことないような・・・。
1999.10.10 郡山駅にて撮影
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最近JR西日本が103系や113系に対して実施しているような大規模な修繕工事をJR東日本が485系に対して行った、3000番代です。西日本は一般車に対して実施したような内容を東日本では特急用に限定して行っているわけで、両社の考え方の違いが色濃く現れた例だな、と感じるところです。
編成はクハ481-3006以下8連で、臨時増結がかかっていたようですが、さすがに未更新車が増結されるというようなことはないんでしょうかね。
1998.9.8 東北本線盛岡駅にて撮影
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ここからはJR西日本の塗装変更車を紹介します。まずは、今はなき新幹線連絡特急「かがやき」「きらめき」用の塗装です。東京〜金沢間の到達時分短縮のため米原で東海道新幹線から連絡を受ける「きらめき」と長岡で上越新幹線から連絡を受ける「かがやき」の2系統が設定されたわけですが、「かがやき」の方が利便性は高かったようです。ところが、その後北越急行が開業し、北陸への連絡は越後湯沢で北越急行経由の「はくたか」に乗り換えるルートが完成したため役目を失い、「かがやき」は廃止となったようです。「きらめき」はよくわかりませんが、「加越」に吸収されたような・・・。
1992.8.16 信越本線長岡駅にて撮影(車号不明)
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こちらは「スーパー雷鳥」用の車両で、クハ481-326以下3連+クハ481-222以下7連の計10両編成です。当初は7連で登場したものの、人気が高く9連に増結されたそうで、さらに七尾線が電化開業した際には和倉温泉行きと富山行きとを併結することとなり、中間には貫通形のクハと、モハ485形を先頭車化したクモハ485形が組み込まれ、10両編成となりました。さらに、681系の登場時には分割位置を合わせるため編成全体を反対向きにする措置がとられ、金沢総合車両所に所属する485系でもこのグループだけが逆向きとなっています。また、反対側の先頭車はパノラマ形グリーン車となっています(写真どこかにあったような気がするけど・・・)。
1995.12.28 京都駅にて撮影
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こちらは489系ですが、上野〜金沢間の「白山」用に塗装変更と改造工事を受けた車両で、碓氷峠の区間が廃止され直通できなくなった現在では上越線経由に変更された「能登」を中心とする運用だけになっています。写真は赤羽駅の高架化工事の関係で大宮〜上野間を武蔵野線・常磐線経由に変更されたときのもので、車両はクハ489-502以下9連です。
1998.4.26 常磐線松戸駅にて撮影
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ここからはJR九州の塗装変更車です。まずは、一番最初に登場した「KAMOME EXPRESS」で、真っ赤な車体ですが、窓周りは黒く塗られていて、引き締まった印象だったものです。が、最初に消滅したのもこの色でした。この頃は中間のサロが抜かれて、代わりに長崎側先頭車に「RED EXPRESS」のクロハ481形が組み込まれた頃でした。ちなみに、車号は分かりません。
1995.12.27 長崎本線吉野ヶ里公園〜神埼間にて撮影
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こちらは赤い特急の第2弾で、「MIDORI EXPRESS」です。文字通り「みどり」用なのですが、「赤いみどり」なんていうわけの分からないものになってしまうんですよね。この時から窓周りの黒塗装が省略されてしまい、どうも締まりがなくなってしまったのが残念ですね。車両はクハ480-9他です。
1995.12.26 博多駅にて撮影
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こちらは「みどり」「ハウステンボス」「かもめ」の3系統併結列車です。みどりやハウステンボスにまで783系が進出している現在ではこういう列車はまさか存在しないんでしょうね。車号は分かりませんが、MIDORI EXPRESS、ハウステンボス専用塗装、RED EXPRESSの順でつながっています。
1995.12.27 長崎本線吉野ヶ里公園〜神埼間にて撮影
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最後は「きりしま」用の緑色に塗られた485系です。車号はクハ481-219以下3連です。よほど「みどり」号をこの色にしていた方が併結列車での誤乗も起きなかったのでは、と思うのは私だけでしょうか・・・。
1999.3.3 西鹿児島駅にて撮影
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