鶴見線(最後は大川支線のみ)で1996年3月まで活躍したクモハ12052・053はそれぞれ昭和4・6年製で、当時はモハ31形を名乗っていたそうです。その後の称号改正でクモハ11形200番代となり、昭和34年には鶴見線の単行運転化のため両運転台に改造され現在の車号に変更されました。改造の際には、増設側の運転台は従来の妻面の部分を改造したため貫通形となり、片側は非貫通、もう片側は貫通形というスタイルで異彩を放つこととなりました。
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こちらはクモハ12053の非貫通形の前面です。このクモハ12形は052、053共に武蔵白石方(鶴見方)は非貫通、大川方は貫通形となっていました。理由は当初片運転台車で、後に両運転台にされたからだと記憶しています。
1996.2.4 鶴見線武蔵白石駅にて撮影 |