・253系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クモハ252-12以下12連
クモハ252-12以下3連(Ne101)+クモハ252-19以下3連(Ne108)+クモハ252-20以下3連(Ne109)の「成田エクスプレス30号」
2006.4.1 総武本線四街道〜物井間にて撮影
 1991年3月、成田空港ターミナルビルへの乗入開始と同時に登場の「成田エクスプレス」用車両です。
 251系と同様に界磁添加励磁制御を採用し、2M1Tの3両編成で登場しました。1993年以降中間車の増備も行われ、4M2Tの6連と、2M1Tの3連の2種類の編成とされました。
 室内は大きな荷物での乗車を想定し、座席下にトランクが置けるスペースを確保した、片持ち式ボックスシートとされました。グリーン車は1人掛けが並ぶタイプと、1人掛け、2人掛けが混在するタイプの2種類が製作されました。しかし、国内の特急車や、他地区・他社の空港アクセス列車との違いも大きく、現在では集団見合い形配置で固定クロスシートの普通車と、1+2人掛けのグリーン車が基本となっています(クロからクロハに改造され、グリーン個室とリクライニング普通席となった車両も多い)。
 2002年には、205系のVVVF化で捻出した制御器等を再用して200番代車6連2本が製造されました。この車両では普通車もリクライニングシートとなり、同時期にクロハ車の登場、既存普通車の集団見合い形配置への改造などが行われました。
 2008年10月現在、鎌倉車両センターに0番代6連12本、200番代6連2本、0番代3連9本の計111両が配置されています。
 走行音[253a.rm/2.23MB]
 251系と同じく、113系などと同じ歯数比になっています。このため、起動時のモータ音は、113系などと似た雰囲気になりますが、MT比が高い分、軽快な加速をします。高速域では内扇形MT61の音です。251系と違って、客室の床高さも標準的で、モータ音は普通に聞こえてきますし、録音もしやすいですね。よく走る、短い区間がないのが残念なところです。
 録音は「成田エクスプレス24号」横浜→戸塚間です。
・その他の写真
 こちらは200番代車で、クモハ252-201以下6連(Ne201)+クモハ252-10以下6連(Ne10)の12両編成です。200番代車の外観上の違い、実はよく知りません。屋上のビードの有無とかはあるんでしょうが、この写真では絶対に見えません。
 2006.4.1 総武本線四街道〜物井間にて撮影
 0番代車で、グリーン車であるクロ253-5を先頭とした6連(Ne5)です。クロ253形0番代は、比較的窓幅が広いのが特徴です。クロ253形100番代(1両を除いてクロハに改造)は、もっと狭い幅の窓が連なっています。連続窓風の処理のため、目立ちにくいですが…。
 2004.8.14 山手線原宿駅にて撮影
 クロ253形100番代から改造の、クロハ253-5を先頭とする編成です。角度がきついために見えにくいとは思いますが、グリーン車の窓幅が狭いことが分かると思います。
 編成はクロハ253-5以下3連(Ne106)+クロ253-2以下6連(Ne2)の、計9両編成です(成田エクスプレス13号)。
 2008.11.29 総武本線四街道〜物井間にて撮影
 同じく改造車である、クロハ253-4を先頭とする3両編成(Ne105)です。外観は嫌いじゃないものの、決して乗りたいと思う列車ではない、というのが個人的なこの車両への思いですが、3連単独でやってくるとかわいらしく見えてしまうから不思議なものです。
 2009.4.5 横須賀線新川崎〜横浜間にて撮影
 モハ252-1の室内です。黒の座席に赤いアクセントを添えるというデザインが、成田エクスプレスの基本デザインのようですね(先頭部の外観もそうですし)。ただし、座席の向き、背もたれは固定で、全車指定席の特急の車内設備としては不満を持つ人も多いようです。
 2004.1.12 新宿駅にて撮影

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