・E127系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クモハE127-1以下2連
クモハE127-1以下2連
2007.10.28 信越本線新津駅にて撮影
 1995年、新潟地区に登場したオールロングシート・3扉ステンレス車体の「一般形」電車で、東北地区で既に活躍を始めていた701系の直流バージョンとも言える車両です。2両編成を基本としながら、VVVFインバータ制御のこの車両ではサハを1両追加した3両編成も考慮した性能とされているそうです。ブレーキは回生ブレーキと発電ブレーキのブレンディング方式となっています。
 運用は越後線を中心に、信越本線、白新線でも運用され、4両や6両の編成も多く走っています。
 1998年には信州地区用として一部にクロスシートを設置した100番代が登場しました。車体は先頭形状が0番代とは異なり、701系と類似したものになり、パンタグラフもシングルアーム式になるなどの変化がありました。こちらは主に大糸線で運用されています。
 0番代走行音[E127-0a.rm/1.06MB]
 新潟地区用0番代車両の走行音です。東洋電機製GTOインバータ標準の音ではありますが、非同期の途中に一旦音が一定になる部分があるのと、非同期モードが短めであることが特徴と言えます。東武20050系や京王1000系がこれとほぼ同じタイプのようです。起動時などは非常に加速がゆっくりのように感じられますが、これでもフルノッチのようなんですよね。どうも低速域と高速域は加速度が低く、中速域でよく伸びるようになっているようですが。
 例によって甲高くやかましいドアチャイムが装備されているのは、最近のワンマン対応車の特徴ということになってしまいましたね。このファイルでは乗降の少ない時間帯だったため、ドア閉めの音はありませんが。
 録音は信越本線荻川→亀田間です。途中の再加速で一応100km/h運転になっているものと思います。
 0番代走行音(異音車)[E127-0b.rm/916KB]
 同じく0番代車ですが、非同期モードの終わり(ちょうどATS-Psの「パターン終了しました」の音声が終わったあたりから)と、最初のパルスモードや次のパルスモードの終わりの方に、甲高い異音が混ざっています。減速時も同様の異音が、かなり弱いですが混ざっているようです。
 録音は白新線豊栄→早通間です。加減速がストレートではありませんが、他の区間は空調が動いていてイマイチだったんですよね。ATS関係の音もいろいろ聞けていいアクセントかな、というのもあるわけですが…。それと、早通到着時には、ちょうど貨物列車との行き違いになっていまして、貨物列車が停車しようとしていろいろな衝撃音をたてていたりもします。
 100番代走行音[E127-1a.rm/682KB]
 こちらは信州地区用の100番代車両の走行音です。システム的には0番代と同じ仕様(先頭形状はずいぶん劣化したけど)であり、音も特に違いはありません。運転台直後での録音のためハンドルを動かす音なども入っているわけですが、起動時いきなりフルノッチに入れているのはよく分かると思います。にも関わらずここまでゆっくり動き出すわけでして…。もしかすると空転対策でゆっくりになるようにしているのかもしれませんね。代わりに40km/h〜80km/hくらいの加速力は結構強いみたいです。その先は…。
 区間は篠ノ井線村井→広丘間です。線形も比較的よく、最高の110km/hまできっちりと出しており、迫力あると思います。
・その他の写真
 0番代車、クモハE127-2以下2連です。新潟地区へのSuica導入をPRするラッピング電車になっていたようです。
 2006.1.15 白新線大形〜新崎間にて撮影
 こちらは100番代車の編成写真です。編成はクモハE127-102以下2連です。行先表示器が何も写っていないように見えますが、確か「ワンマン」表示がうっすらと見えていたような…。また、クハの運転台寄りに、大形のトイレがあり、窓がないことが分かると思います。
 2005.1.8 大糸線ヤナバスキー場前〜南神代間にて撮影
 同じく100番代車の編成写真です。編成はクモハE127-101以下2連です。0番代とは異なる、LED式の行先表示器もはっきりわかるのではないでしょうか。こちらは雪のない季節の写真です。
 2004.9.26 大糸線ヤナバスキー場前〜南神代間にて撮影
 クモハE127-12の室内です。209系に始まる大形の袖仕切は踏襲されましたが、座席は片持ち式とはならず、バケットタイプにのみ改められた、といった内容です。100番代車はシートモケットの色などが異なると思いますが、よく覚えていません。
 2007.10.28 羽越本線新発田駅にて撮影
 クモハE127-1のVVVFインバータ装置です。東洋電機製GTOインバータの中でも一番最後にでた形態と言えるようです。同じものは京王1000系くらいの存在のようです。
 2007.10.28 信越本線新津駅にて撮影
 クモハE127-108のVVVFインバータ装置です。形は0番代と同じですが、素子の格納されている部分が白系の色に塗装されているのが特徴です。
 2002.10.26 篠ノ井線松本駅にて撮影
 クモハE127-6の台車です。209系からの流れを汲む、軸梁式のボルスタレス台車ということになるようです。
 2006.1.15 信越本線新津駅にて撮影


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