・E259系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クロE259-22以下6連+クロE259-3以下6連
「成田エクスプレス11号」クロE259-22以下6連+クロE259-3以下6連
2010.10.2 横須賀線新川崎〜横浜間にて撮影
 2009年、「成田エクスプレス」に使用する253系の置換え用として登場しました。タイミング的には成田スカイアクセス線の開業による、京成・北総ルートに成田空港輸送のシェアを奪われないようにテコ入れを図る意図が強かったものと思われます。
 253系では3連を基本に、後に6両固定編成に変更となりましたが、このE259系では6両固定編成のみの設定となり、新宿方面と横浜方面の各6連を東京駅で連結しての12連運転が基本となっています(時間帯により1方向に12連で運転されることもある)。
 編成は4M2Tの6両で、中間が全て電動車になっています。制御方式はVVVFインバータ制御で、電動車2両を1ユニットとし、一方の電動車に1C4M×2群の制御装置を搭載する、JR東日本の車両では一般的となった構成になっています。
 車体はアルミ製で、E257系の寸法をベースとしています。
 2010年にかけて6連22本が製造され、「成田エクスプレス」の全列車に充当されています。
 走行音(断続ブレーキ)[E259a.mp3/5.14MB]
 比較的長い区間での録音です。E531系やE257系500番代、E233系3000番代からの流れで日立製IGBT2レベルインバータの最近の標準的な音が聞けます。ただ、E531系よりも歯数比が高速向けになっており、非同期モードから同期モードに移る時に結構な爆音が鳴ります。E257系500番代のような「せり上がり」の音があれば緩和されそうなんですけどね。そして減速時は、「逆爆音」に近いレベルで大きな音(というより車体が共振してる?)も楽しむことができます。音を聞くには楽しいですが、特急車としてどうなのか、と思ってしまうレベルです。もっとも、ほとんど止まらない列車なので関係ないかもしれませんが。
 録音は「成田エクスプレス51号」で横浜→武蔵小杉間です。120km/hで走れる区間なのですが、ダイヤ設定の問題でしょうか、とてもそういう走りではありません。前半ダラダラ、到着の自動放送が入る直前に突然激走、という感じでした。武蔵小杉停車が始まったばかりだったせいか、ブレーキがだいぶ下手です…。
 走行音[E259b.mp3/3.14MB]
 同じ列車での録音ですが、地下に入っていく区間での録音です。そのため、速度があまり上がっていないのと、減速時も注意信号を受けながらになりますので、50km/h前後で一度緩解しています。それでも、上のファイルのような、停車直前での断続はありません。
 録音は「成田エクスプレス51号」で品川→東京間です。
・その他の写真
 普通車モハE259-503(Ne003編成5号車)の室内です。253系とは異なり、通常のリクライニングシートになりました。やはり日本の特急車はこうあるべきなんでしょうね。配色には253系譲りの雰囲気が残されています。
 2010.3.22 大船駅にて撮影(成田エクスプレス51号)
 グリーン車クロE259-3の室内です。在来線の4列座席のグリーン車はどうしてもインパクトに欠けてしまいます。色調も似たようなものだから余計そうなってしまうのかもしれないですね。
 2010.3.22 大船駅にて撮影(成田エクスプレス51号)
 モハE259-518のVVVFインバータ装置です。日立製でSC90A形となっており、E233系3000番代国府津車とほぼ同じ形状と思われます。
 2012.2.5 大船駅にて撮影
 モハE258-501のSIVです。SC89A形で、東洋電機製のようです(東洋電機技報に記事がありました)。東洋電機製のVVVF装置とパワーユニットの形状がよく似ていますね。
 2012.2.5 横浜駅にて撮影
 モハE258-501の台車です。JR東日本ではよくある、軸梁式のボルスタレス台車です。
 2012.2.5 横浜駅にて撮影

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