・キハ140系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
キハ141-7以下6連
キハ141-7以下6連(ヘルシーウォーキング号、中編成:キハ141-13以下2連、後編成:キハ141-4以下2連)
2006.9.16 富良野線上富良野〜美馬牛間(金子第2踏切)にて撮影
 1990年、キハ22・56形の置換えや、余剰となった50系客車の有効活用を兼ねて、客車からの改造車として札沼線に投入開始されました。
 キハ141・142形はオハフ51形からの改造で、キハ141形はトイレ付1エンジン車、キハ142形は2エンジン車となっています。機関はDMF13HSが採用され、変速機は廃車発生品が流用されています。室内は客車時代のボックスシートを減少させ、代りにロングシート部を延長しています。また、改造当初、キハ141を4人掛けボックスと2人掛けボックスの組み合わせとしましたが、量産改造時は、全て4+2の配置とされています。キハ141・142形各14両とキハ142形200番代1両が改造され、キハ141-1+142-1の2両が廃車となった他は、全て札沼線で運用されています。
 1994年にはキサハ144形と、機関の変更をしたキハ143形が登場しました。キサハは改造当初、キハ141と142の中間に組み込まれましたが、143形が登場するとすぐ、143形の中間に組み込まれるようになりました。
 キハ143形は450PSのN-DMF13HZDエンジンを装備し、台車はキハ150形と同じボルスタレス台車を新製しています。また、途中の増備車からは冷房付となり、現在ではキハ143形とキサハ144形は冷房改造が完了しています。キハ143形はトイレなしの100番代4両とトイレ付150番代7両、キサハ144形4両が改造され、札沼線で運用されています。
 キハ141形走行音[dc141a.rm/1.11MB]
 キハ141形の走行音です。DMF13HSエンジンに廃車発生品の変速機の組み合わせということで推して知るべし、というところでしょうか。変化のない単調な音が続きます。
 録音は札沼線あいの里公園→石狩太美間です。キハ142+141+40-300という組成だったため、パワーはあるんでしょうね。それほど高いノッチを入れているようには思えませんが、いつの間にか速度が上がっています。
 キハ143形走行音[dc143a.rm/1.50MB]
 キハ143形の走行音です。DMF13HZシリーズのエンジンにDW14系変速機ということで、こちらは気持ちのいい加速音となります。駅間距離のある区間のため、高速域では速度維持のため、1ノッチと他のノッチとを交互に使用していたようです。このため、たびたびエンジン音が小さくなります。
 録音は札沼線石狩太美→石狩当別間です。
・その他の写真
 キハ143-155+キサハ144-104+キハ143-157の3連です。トイレ付が2両入った、特異な編成ですね。外観上はキハ141形と大差はありませんが、キハ143形では屋上にユニットクーラーが載っています。
 2007.4.30 札沼線石狩当別駅にて撮影
 キハ141-10の室内です。奥側の車端部にはトイレがあり、さらに運転台と続き、向こう側にはキハ40が連結されています。札沼線ではもはや4+2人掛けのボックスシートが当たり前になっています。
 2007.4.30 札沼線北海道医療大学駅にて撮影
 キハ143-155からキハ143-157に向かっての室内です。既にキハ141形などと大差のないものとなっていますが、元デッキだったあたりにスタンションポールが立っているのが目立ちます。
 2007.4.30 札沼線石狩当別駅にて撮影
 キハ142-3のエンジンです。
 2007.4.30 札幌駅にて撮影
 キハ143-155のエンジンです。
 2007.4.30 札沼線石狩当別駅にて撮影

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