「スーパー北斗7号」キハ283-902以下7連(282-2005+3+3004+キロ282-5+キハ282-3002+キハ283-?)
2006.10.30 函館本線苗穂〜白石間にて撮影
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1997年春、札幌〜釧路間の特急「スーパーおおぞら」に投入された、キハ281系をベースに改良が加えられた振子式気動車です。キハ281系と比較し、自己操舵台車の採用と、振子角度の拡大が行われ、曲線通過速度の向上と軟弱な路盤への対応を実現しました。また、「スーパー北斗」にも運用するため、キハ281系との混結も考慮されています。
エンジンはキハ281系量産車と同一形式の355psのものを各車2台搭載とし、変速機は変速1段・直結4段のものを採用し、更なる性能向上が図られています。
1995年度製の試作車3両の他、1996年度にキハ283形0代(釧路方先頭車)3両、100代(札幌方先頭車)3両、200代(4号車、車椅子設備等装備)3両、キハ282形0代(2号車)3両、100代(5号車)2両、1000代(付属編成用)2両、2000代(付属編成用、簡易運転台付)1両、キロ283形3両の計23両で営業を開始しました。その後も増備が続けられた結果、2005年度末時点で計63両が在籍し、「スーパーおおぞら」の他、「スーパー北斗」「スーパーとかち」に運用されています。
また、2000年度、番代区分や形式の変更が行われ、キハ283形100代はキハ283形0代の続番に、キハ283形200代はキハ282形0代に、従来のキハ282形0代と、100代、1000代は全て100代に集約、キロ283形は282形に、それぞれ変更されました。
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