2001.3.5 日豊本線宮崎駅にて撮影 |
1984年の九州内電化区間の全面電車運転に向け、583系から改造の715系で不足する分を補う形で83年に登場した交流専用車です。制御方式は初めて交流回生ブレーキを可能としたサイリスタ位相制御で、モータは後に205系などにも採用されるMT61形です。車体は417系に準じた2扉セミクロスシートで、クモハとクハの2連となっています(性能的にはサハを組み込んだ3連も可)。
国鉄の財政事情の悪化で増備は行われず、900番代4編成だけが在籍し、長らく長崎本線などで運用されていましたが、現在は宮崎空港の開業に合わせてリクライニングシートを装備した「サンシャイン」に生まれ変わり、日豊本線を中心に活躍しています。 |
クモハ713-901の室内です。「サンシャイン」化改造後ですので、485系の廃車発生品と思われるリクライニングシートが、ドア間には並んでいます。かなり豪華な普通列車ですよね。
2003.1.1 日豊本線延岡駅にて撮影 |