・キハ125形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
キハ125-20+16
キハ125-20+16の2連
2008.3.15 久大本線夜明駅にて撮影
 1993年、ローカル線区の標準形車両として登場した18m級車体の気動車で、新潟NDCシリーズの一員となっています。
 車内は4人がけボックスシートが両側に並び、車端部はロングシートのセミクロス配置で、ロゴマークに「YELLOW ONE MAN DIESEL CAR」と書かれている通り、ワンマン運転実施を念頭に置いた機器配置となっています。
 エンジンは330PSのDMF13HZ形で、変速1段・直結2段の変速機を装備するものの、ブレーキ方式を自動空気ブレーキとすることで在来車との併結が可能となっています。
 唐津運輸区と大分鉄道事業部に配置され、唐津線、筑肥線、久大本線、筑豊本線などで使用されています。
 走行音(シフトダウンあり)[dc125a.rm/1.22MB]
 実は、九州旅行の中で、一番乗ってみたい車両がこれでした。期待通り地元の関東鉄道キハ2000形系列と同じような音をたててくれていました。新潟エンジンの基本の音と言えると思います。色々な音が混ざり合わさった、すばらしいエンジン音だと思っているんですがここまでいくと病気でしょうか…。
 山登り中の区間での録音であるため、直結2段まで進段するものの、直結2段に入った後の加速力が弱く(単に速度制限のためにノッチを絞っているかもしれませんが)、このファイルの2分を経過したあたりからは速度が下がっていきます。3分を経過したあたりではいよいよ回転数が下がり過ぎたようで、3分15秒付近で大きな空噴かしをして、直結1段で加速し直すこととなります。
 録音は久大本線天ヶ瀬→杉河内間です。
 走行音(抑速ブレーキあり)[dc125b.rm/1.14MB]
 こちらは下り坂での走行で、発車時はあっと言う間に直結2段まで進んでしまいます。加速時には九州お得意の、変速段で非常に長く加速する運転で、直結段への切替時には一度ノッチオフしたようで、軽く空噴かしが入っています。直結2段まで進み、ノッチオフした後、2分22秒付近で空噴かしをして、一瞬加速側に音が上がるようにも聞こえますが、すぐにエンジン音は下がっていき、抑速ブレーキ(機関ブレーキだと思いますが)を使用していることがわかります。
 録音は久大本線北山田→杉河内間です。
 走行音(再加速あり、終着駅)[dc125c.rm/1.35MB]
 これもやや下り坂となる区間の走行です。初めに軽く直結2段まで加速し、一度速度制限のため減速します。カーブを抜けた後、2分20秒付近で比較的大きな空噴かしをして、直結1段〜直結2段と加速していきます。3分48秒付近でもまた空噴かしをして、直結2段で再加速をしていきます。4分30秒付近からは停車に向けたブレーキとなり、4分50秒付近からはATSによる一瞬の警報音(確認扱い素早いですねぇ…)、電子音タイプの非常に気が抜けるような警報持続チャイムが聞こえてきて、終着駅に到着します。
 録音は久大本線北山田→豊後森間です。

・その他の写真
 トップの写真は駅撮りとは言え、なかなかいい雰囲気のところなのですが、逆光なんですよね。と言うことで、こちらはド順光でのキハ125-15の形式写真(?)です。大分方の貫通路に幌が装備されています。
 2008.3.15 久大本線日田駅にて撮影
 キハ125-10の室内です。車端部はロングシートですが、中央部には、所狭しとボックスシートが並んでおり、車体の割に座席定員が多いのが特徴です。また、トイレの増設も行われ、右奥の車端部に設けられています。
 2008.3.15 久大本線日田駅にて撮影
 新潟製DMF13HZ形エンジンです。撮影した車両はキハ125-3です。シリンダヘッドを隠すように回された配管がこの形式の特徴のようですね。
 2003.12.30 長崎本線佐賀駅にて撮影
 キハ125-15の台車です。DT601K形とされていますが、どうも新潟鉄工(当時)の標準的な形式のように見えます。頼りない形に見えるものの、意外にローカル線で使っても大きな揺れはない、と個人的には思っています。
 2008.3.15 久大本線日田駅にて撮影

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