2001.3.6 熊本駅にて撮影 |
1986年、JR四国への継承を前提として製造された特急形気動車で、急行の格上げやキハ181系の置換えが目的とされています。同年11月の国鉄最後のダイヤ改正で運転を開始し、主に「しおかぜ」や「南風」に投入されました。
車体はステンレス製で、エンジンは直噴式機関を先頭車に2台、中間車(半室グリーン車)に1台が搭載され、性能の向上が図られています。なお、編成の自由度を高めるため、グリーン合造の中間車がある以外は、全て先頭車とされています。 JR化後の88年までにキハ185形0番代(トイレ付先頭車)26両、同1000番代(トイレなし)18両、キロハ186形(半室グリーン車)8両が製造されましたが、2000系の登場で早くも余剰となり、92年にはJR九州に20両が譲渡され、「ゆふ」「あそ」にリニューアルのうえ投入され(同時にキロハ186を2エンジン化しキハ186に変更)、四国内の車両についても99年からは普通列車に格下げされた車両やジョイフルトレインに改造された車両も登場しています。 |