・113系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クハ113-2以下4連
ピンク色系の第2編成、クハ113-2以下4連
2002.7.21 予讃線多度津駅にて撮影
 113系の登場は1963(昭和38)年ですが、JR四国で活躍している車両は1999年度にJR東日本から余剰となった車両を譲り受け、JR西日本で実施されているような大幅なリニューアル改造を行ったものとなっています。室内は6000系と同様の転換クロスシートとされ、内装材なども6000系と仕様を揃える努力がなされ、新車同然の姿となっています。
 また、JR四国の特徴とも言えることで、モハ112の車端部には乗務員扉が設置され、この部分の室内には車掌用のスペースがあり、ドア扱いや放送などの一通りの機能が備えられています。
 2000年3月から2001年3月にかけて4連3編成が改造され、車号はクハ113-モハ113-モハ112-クハ112の編成の各車に、それぞれ1、2、3の番号が振られ、整理されています。長らく岡山乗り入れの運用に使用されていましたが2016年3月のダイヤ改正で四国内の運用のみに変更され、2018年3月末には1編成(黄色の第3編成)が廃車となりました。
 走行音[JS113a.mp3/2.59MB]
 走行音は普通の113系と何ら変化はありません。ドアチャイムが設置されたことで、その部分の雰囲気はだいぶ変わりましたが、実際のところは、このドアチャイムって、千鳥配置された車内案内表示器に取り付けられたスピーカから鳴っているので、開くドアと反対側からでも平気でチャイムが鳴っているんですよね。半自動扱いを常用している中でバリアフリーになるのかどうか、疑問の残るところです。ちなみに、この走行音ファイル、駅に着いたところでは誰もドアを扱ってないのでドアの音はしません(チャイムだけ鳴ってますが)。ドアエンジンも取り替えられていたらしいのですが、どう変わったか、これでは分かりませんね(ちなみに、この車両の投入で廃車となった111系は原形のドアエンジンです)。
 録音は予讃線鬼無→香西間です。
・その他の写真
 第1編成となったクハ112-1以下4連です。第1編成は青系、第2編成はピンク系、廃車となった第3編成は黄色系の塗装となっています。ヘッドライト周りは大きく改造されていて、ついでに衝撃対策か、分厚い構造になっていますね。
 2001.3.2 予讃線坂出駅にて撮影
 モハ112-1からクハ113-1に向かっての室内です。6000系と同様の色の転換クロスシートが並びます。
 2017.2.19 予讃線伊予西条駅にて撮影

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