・121系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クモハ121-15以下2連と登場時に近い配色のワンマン車クモハ121-1以下2連
クモハ121-15以下2連(左)と、登場時に近い配色のワンマン車クモハ121-1以下2連
2001.3.1 予讃線多度津駅にて撮影
 1986年、同年度末に暫定開業となる高松〜坂出間と多度津〜観音寺間、多度津〜琴平間の電化にあわせて登場した直流電車で、同時に同年度末に誕生するJR四国の経営基盤を確立する使命をも帯びて投入されました。
 車体は205系を基本とした軽量ステンレス製で、片側3扉、セミクロスシートの配置とされています。制御方式は抵抗制御で103系後期形と同じモータを使用し、永久直列接続とされています。その他、電動発電機などに廃車発生品が流用され、新製価格の低減が図られています。
 86年度に2連19編成が製造され、全車両が一貫して高松近郊の電化区間で活躍していますが、2016年から各部の更新工事を実施し7200系に形式変更されており、消滅まで秒読みの段階となりました。2018年4月現在、残り5編成まで減っています。
 走行音[121-12a.mp3/9.12MB]
 MT55の後期形モータを積んでいるため、まるで103系の音です。永久直列接続されて、直並列切り替えがない等の雰囲気の違いは当然ありますが…。
 また、この車両に関しては補助電源装置が電動発電機からSIVに変更されているため、停車中にそれらしき音が聞こえてくるのが分かると思います。この録音をした頃はSIV化済編成はそう多くなかったのですが、この時期にSIV編成を録音してしまっていたため、MGを使用した編成の録音はできませんでした。
 録音は予讃線多度津→讃岐塩屋→丸亀→宇多津間です。
 走行音[121-12b.mp3/2.54MB]
 上のファイルと同じ列車の別区間での録音です。
 録音は予讃線鬼無→香西間です。
 走行音[121-15a.mp3/9.68MB]
 こちらは単線区間での録音になります。複線区間より速度が出やすい傾向があります。
 録音は予讃線観音寺→本山→比地大→高瀬間です。
 走行音[121-15b.mp3/5.41MB]
 同じく単線区間での録音で、上のファイルの続きの区間になります。
 録音は予讃線高瀬→みの→詫間間です。
 走行音[121-15c.mp3/8.09MB]
 同じく単線区間での録音で、上のファイルの続きの区間になります。
 録音は予讃線詫間→海岸寺→多度津間です。
・その他の写真
 ワンマン改造されたクハ120-2以下2連です。国鉄末期に121系が登場した時点では、これと同様の赤帯だったそうで、ワンマン改造時の帯色変更は、まるで復刻のように見える形になりました。当時はスカートはありませんでしたので、そこが大きな違いでしょうか。
 このようにクハ先頭で見ると幌が付いている姿になります。
 2017.1.3 予讃線坂出駅にて撮影
 快速「サンポート」に充当されるクモハ121-6以下2連+クモハ121-13以下2連の4両編成です。水色のラインはJR四国のコーポレートカラーを意味するものでもあり、JR化後、かなり早い時期に水色化が実施されたらしいです。
 2004.1.2 予讃線丸亀駅にて撮影
 比較的最近の撮影で、クモハ121-5以下2連です。特に何かが変わったとも思えませんし、この頃だと7200系化の直前でもあるわけですが、スカートの取付もされていません(対象はワンマン改造車だけだった、ということなんでしょうね)。
 2016.12.31 予讃線丸亀駅にて撮影
 クモハ121-10からクハ120-10方向の室内です。国鉄時代の一般的なセミクロスシート(ボックスシート)ですが、クロスシートの背もたれが少し斜めにカットされて、通路への手すりの張り出しを抑えているようですね。運転台側からの撮影ですが、一番手前に見えるグレーのモケットの2人掛けシートが優先席となります。
 2004.1.1 予讃線伊予西条駅にて撮影
 クハ120-11の室内です。連結側から運転室側を向いての撮影です。手前側には車端部のロングシートの様子が見えます。以前の撮影から年数が経っていましたが、驚くほど変化が少ないですね。半自動ドア用のスイッチが増えた程度しか見分けがつきません。
 2017.1.1 予讃線多度津駅にて撮影
 クモハ121-15のSIVです。S-SIV70形と、堂々と書いてありますね。形状はあまり半導体機器らしさを感じない、つまらない箱です。
 2017.1.1 予讃線多度津駅にて撮影
 クモハ121-15の台車です。103系の流用でありコイルバネ台車そのものですね。
 2017.1.1 予讃線多度津駅にて撮影

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