・7200系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
7213以下2連
7213以下2連
2017.1.1 予讃線丸亀駅にて撮影
 1986年に登場した121系電車に対し、2016年より、大幅なリニューアル工事を実施し、7200系と改められました。
 車体の外観は帯色の変更程度にとどまりますが、室内はセミクロスシートのままであるものの、ボックスシートを一部ロングシートに変更し、7000系等と同じ千鳥配置に変更されました。121系の一部編成と同等のワンマン改造も実施されています。
 制御方式はIGBT素子を使用したVVVFインバータ制御に変更され、全閉外扇式の誘導電動機が採用されました。台車は103系のコイルバネ台車から、川重製のCFRP製バネを用いた台車「efWING」に交換され、同時に、M車(910mm)とT車(860mm)で異なっていた車輪径の統一が図られています。
 2017年度に改造工事のペースが上がり、2018年3月末までに14編成が登場し、全て高松に配置されています。
 走行音[JS7214a.mp3/5.77MB]
 8600系と共通のシステムが採用されており、東洋電機製2レベルIGBTインバータに、全閉外扇式モータの組み合わせということで、甲高い一本調子の非同期モードから、独特の音程の同期モードのモータ音につながっていきます。
 録音は予讃線本山→比地大→高瀬間です。
 走行音[JS7214b.mp3/14.8MB]
 上のファイルと同じ列車で、行き違い待ちで一度録音を止めた後の区間になります。放送にもある通り、行き違い待ちで少し遅延が発生しましたので、ここからは回復運転モードとなっているはずです。
 録音は予讃線高瀬→みの→詫間→海岸寺→多度津間です。
 走行音[JS7214c.mp3/9.21MB]
 こちらも同じ列車で、複線区間に入ってからの録音になります。
 録音は予讃線多度津→讃岐塩屋→丸亀→宇多津間です。
・その他の写真
 7203以下2連です。この編成が2016年の最初の改造編成となります。
 2017.1.1 土讃線琴平駅にて撮影
 7217以下2連です。2017年度の改造車で、10本目だったようです。121系がもともと19編成なので、この編成の改造工事完了でちょうど折り返し地点を越えたということになります。
 2018.5.1 予讃線高松駅にて撮影
 7313以下2連で、編成後部からの撮影になります。四国を見ていていつも思いますが、テールライトが点灯しているように見えないことがよくあるんですよね…。見えないだけなのか、本当に点灯していないのか、謎です。他の車種と同様、松山方となるTc車にこのように幌が付いています。また、7000系等との併結も可能となっており、7100形に補助電源を供給できるよう2段電連に変更されています。
 2017.1.1 予讃線丸亀駅にて撮影
 7203号車から7303号車方向の室内です。7000系等のような千鳥配置のセミクロスシートに改められました。また、大形の袖仕切りの追加なども行われています。
 2017.1.1 土讃線琴平駅にて撮影
 こちらも7203号車の室内ですが、連結側から運転室方向での撮影になります。
 2017.1.1 土讃線琴平駅にて撮影
 7203号車のVVVF装置で、北側の側面からの撮影です。先に登場した8600系と同様で、個別制御4群のうち、2群がこちらに内蔵されているものと思われます。
 2017.1.1 土讃線琴平駅にて撮影
 7213号車のVVVF装置で、南側の側面からの撮影です。左右の側面にある機器同士は、ちょうど左右逆向きのような形状になっています。
 2017.1.1 予讃線丸亀駅にて撮影
 7213号車のSIVです。S-SIV150MAとなっていて、本当かどうかは不明ですが、ハイブリッドSiC仕様だとされています。
 2017.1.1 予讃線丸亀駅にて撮影
 7203号車の台車です。川重のCFRPバネを使用したefWING台車で、S-DT67ef形となります。形状が本当に独特で、いかにも軽そうな感じもします。
 2017.1.1 土讃線琴平駅にて撮影

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