・熊本市交8800形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
8801
「サンアントニオ号」の8801号車
2007.12.9 交通局前電停にて撮影
 1988(昭和63)年に2両製造された路面電車です。8200形に続くVVVF車ですが、スイッチング素子をGTOサイリスタに変更し、モータも8200形の120kW×1台から50kW×2台への変更が行われています。
 大形の1枚窓を並べたことや、乗降扉を前後配置としたことなどが特徴で、8801は当初から、姉妹都市であるアメリカのサンアントニオ市にちなんで「サンアントニオ号」となっています。後に、8802も「桂林号」となっています。
 1993年には、翌年の市電開業70周年を前に、レトロ調電車として1両(101号)が増備されました。9200形も登場していましたが、8200形のうちの1両として区分されています。
 走行音(原形)[kmm8800a.mp3/0.99MB]
 8802号車の走行音です。札幌市交8500形に準じており、基本的に同じ音がします。8200形の原形時代と比べると、駆動装置の変更や大形モータ1個から小形モータ2個になったことなどにより、軽そうな音に変わっています。
 録音は市立体育館前→商業高校前→八丁馬場間です。カセットテープ時代の録音のため、少々聞き苦しいところもあるかと思います。
 走行音(レトロ車)[kmm101a.mp3/3.14MB]
 レトロ調車両である101号車での録音です。8800形や9200形と特に音の違いはありませんが、車体が大きいこともあり、何となく重そうな音に聞こえるような、というところでしょうか。
 録音は健軍町→健軍交番前→動植物園前→健軍校前→神水橋→八丁馬場→商業高校前→市立体育館前間です。
・その他の写真
 8801号車をほぼ真横から撮影したものです。8800形、とにかく前面の傾斜がすごいんですよね。それから、前後の2扉なのも路面電車では珍しい配置になります。
 2007.12.9 熊本駅前電停付近にて撮影
 8802号車で、「桂林号」です。車両は小さくしか写らない、熊本城バックでの写真です。この号車、この場所でしか撮影してませんでした…。
 2012.2.27 通町筋電停にて撮影
 こちらはレトロ調電車である101号車です。9200形の登場後ではありましたが、なぜか8800形のうちの1両として製造されています。見た目は昔風、中身はVVVFの最新型というギャップがおもしろいですね。
 2001.3.6 健軍町電停にて撮影
 8801号車のVVVF装置です。こちらの側面からは、2箱並んでいるような形状になります。
 2007.12.9 熊本駅前電停付近にて撮影
 8801号車のVVVF装置で、上の写真とは反対の側面からの撮影です。この側面の左端の方に、パワーユニットらしきものが見えています。
 2007.12.9 健軍町電停にて撮影
 8801号車の台車です。FS-89形台車だということですが、これが普通なのか変わったものなのか、詳しくないのでわかりません。路面電車らしい形をしているとは思うんですが…。
 2007.12.9 熊本駅前電停付近にて撮影

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