・AT-500形/AT-550形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
AT-502+552
AT-502+552号車の、2次車同士の2連
2006.8.11 塔のへつり駅にて撮影
 2004年3月、会津鉄道開業時からのAT-100形、AT-150形を置換える目的で登場した気動車です。18m級の両運転台車両で、片開き2扉セミクロスシート構成です。
 トイレなしのAT-500形とトイレ付のAT-550形があり、いずれもカミンズ製の350psエンジンと、変速1段・直結3段自動切替の変速機を装備しています。
 2004年3月にAT-501+551が、2004年12月にAT-502+552がそれぞれ製造され、計4両で現在も会津田島〜JR只見線会津若松間で活躍を続けています。
 走行音[at550a.rm/1.24MB]
 会津鉄道で一番の高速運転をする区間の走行音です。この区間では85km/hまで加速します(車両の最高速度は95km/hですが)。30km/h到達前に変速段から直結1段に、約40km/hで直結2段に、60km/hを少し超えたところで直結3段に進段します。せっかくの高速運転ですが、ほとんどトンネルの中で、エンジン音などがはっきり分からないのが残念なところです。全体的には、カミンズ製エンジンの高めの音が特徴的で、新潟製の変速機の高めの音と相まって、何か心地よい響きに感じます。
 3分40秒付近では、だいぶ速度が落ちていますが(60km/hくらい?)、再加速をしています。再加速時のノッチ段数が低かったのか、更に速度低下し、3分55秒付近でシフトダウンしています。
 録音は芦ノ牧温泉南→湯野上温泉間です。大川ダムの建設時(?)に線路の付け替えが行われたようで、この区間だけ高規格になっているようです。
 走行音(再加速)[at550b.rm/907KB]
 こちらは会津鉄道の一般的な最高速度である、65km/hの区間での走行音です。駅発車時の加速で直結3段まで進段し、ノッチを絞っているせいか、速度低下していき、一度はノッチオフします。2分10秒付近で再度ノッチ投入し、軽い空噴かしが入り再加速します。
 録音はふるさと公園→養鱒公園間です。
 走行音(シフトダウン)[at550c.rm/895KB]
 同じく65km/h区間での走行音です。直結3段まで加速した後でノッチを絞っており、徐々に速度低下し、1分35秒付近で直結2段に戻っています。直結2段でしばらく加速し、そのままノッチオフとなります。
 録音はあまや→芦ノ牧温泉間です。
・その他の写真
 こちらは1次車のAT-551で、「ふるさと列車」として投入されました。会津出身の野口英世にちなんでおり、英世の母からの手紙をイメージ(実際の手紙を拡大してシールにしたとか)した車両となっています。同時に投入されたAT-501も同様の外観です。
 2006.6.25 会津田島駅にて撮影
 2次車のAT-552です。2次車では野口英世と母のシカのイラストなどが入ったデザインとされました。分割した後だったか、よく覚えていませんが貫通扉が開いています。
 2006.6.25 会津田島駅にて撮影
 AT-552の室内です。新潟トランシス製の気動車によくある内装と、勝手に思っていますが、背もたれの高めのボックスシートが並びます。
 2006.6.26 会津田島駅付近にて撮影
 AT-551のエンジン付近です。カミンズ製であるためか、やはり右に動台車を見た状態で、このようにシリンダヘッドなど主要部分が見えます。
 2006.6.27 会津田島駅にて撮影
 こちらはAT-551の動台車です。NDCシリーズの台車と言うよりも、国鉄205系や211系タイプの、普通のボルスタレス台車、という形態ですね。
 2006.6.27 会津田島駅にて撮影

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