標準塗装の8101号車
2007.4.28 十字街電停にて撮影
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車いすでの利用を可能とするため、800形から8000形への更新を進めている最中の2002年、807号車を部分低床車8100形8101号車へと更新し登場しました。8000形の車体をベースに、台車間の中扉付近に低床部分を作り、車いすでの利用時には中扉のみで乗降する仕組みとされました。部分低床車であるため、降車口となる前扉付近は8000形と同様の床高さで、中扉付近からいったん階段を上って前扉付近に移動してから降車することとなります。8000形では床下に装備する制御装置などを屋上に積んでいるため冷房車のような見かけになりますが、8000形と同じく非冷房車です。
2002年に1両が改造されただけで、その後の函館での低床車の増備は9600形の登場まで待つこととなりました。電停の時刻表に低床車の表示がある運用は8100形か9600形のどちらかが充当されることとなっており、表示以外の運用(単に低床車運用につながるが表示のない早朝・深夜帯など)にも充当されることがあるようです。
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