・9600形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
9602号車
標準塗装だった時の9602号車(9602B・A)
2014.6.28 五稜郭公園前電停にて撮影
 2007年、超低床路面電車として登場しました。部分低床車8100形の経験なども踏まえ、外国製や国外メーカーからのライセンス生産ではなく、完全国産の2車体連接車を導入することとなり、このタイプは函館が初採用でした。
 制御方式は当然ながらVVVFインバータ制御で、運転台下から客席最前列辺りの床下にレールと平行な向きのモータを装備し、直角カルダン駆動で第1車軸を駆動する方式が採用されています。
 2010年と2014年にも増備が行われ、3両(3編成)が活躍中です。
 9601号車走行音[hkd9601a.mp3/1.72MB]
 最初に導入された9601号車(9601B車)の走行音です。路面電車では珍しい東芝製の制御装置の採用で、比較的高めの「ヒュルヒュル…」の非同期モードで走り出します。直角カルダン駆動のせいか、同期モードでは駆動音が割と大きく聞こえてきます。回生ブレーキと発電ブレーキの両対応になっているというスペック情報はあるのですが、函館の9600形で電制がかかった音を聞いたのは過去1回しかありませんし、残念ながら録音はありません。B車はコンプレッサを積んだ車両で、動き出してしまうとかなりうるさいです。ファイルの最後の方で動き出してますね。
 録音は昭和橋→千歳町→新川町→松風町間です。
 9602号車走行音[hkd9602a.mp3/3.17MB]
 こちらは9602A車での録音で、特に走行音の差異はなさそうです。運転台のすぐ後の席での録音のため、ハンドル操作の音なども入ります。最初の区間が速度を一番出しやすい区間ではありますが、途中で信号待ちが入ってしまうため、期待したほどにはなりませんでした。録音時期が違うため、9601の録音とは異なり、放送の最初にちょっとしたメロディーが流れます。
 録音は競馬場前→深堀町→柏木町→杉並町間です。
 9602号車走行音[hkd9602b.mp3/2.48MB]
 同じく9602A車での録音で、こちらは一番後の席での録音となります(上のファイルと録音の場所は全く同じで進行方向が逆なだけ)。函館どつく前付近でかなり空いた車内での録音になります。
 録音は函館どつく前→大町→末広町→十字街間です。軌道の状態が悪い区間が多く、ゴリゴリといった音がかなり耳につきます。
 9603号車走行音[hkd9603a.mp3/9.45MB]
 今のところの最新車両である9603A車での録音です。運転台のすぐ後の席での録音で、比較的長めの区間にしています。走行音は9601、9602と特に違いはありません。
 録音は湯の川温泉手前→市民会館前→駒場車庫前→競馬場前→深堀町→柏木町→杉並町間です。
・その他の写真
 9601号車(9601A・B)です。この写真を撮った時は9601しかありませんでしたが、9603まで揃ってから函館に何度か行っていますが、なぜか一度も9601号が動いているのを見てないんですよね…。
 2007.4.28 函館駅前〜松風町間にて撮影
 9602号車(9602A・B)で、北海道新幹線開業をPRするため、H5系そっくりのデザインにして走っています。
 2015.11.1 松風町〜新川町間にて撮影
 9603号車(9603B・A)で、9600形の標準塗装の状態になります。
 2015.11.1 松風町〜新川町間にて撮影
 9603号車(9603B・A)で、中ドア付近に微妙な広告(?)ポスター(?)が付いた状態です。
 2014.9.7 十字街電停付近にて撮影
 9602号車(9602A〜B)の室内です。青系のシートモケットとほぼ全てロングシートとなっている座席配置が特徴です。運転席後ろにだけ2人掛けのクロスシートがあり、その真下あたりに直角カルダンの駆動装置があるようです。
 2014.6.28 函館どつく前電停にて撮影

前のページに戻る