・6000形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
6918以下7連
6918以下7連
2006.10.29 東西線宮の沢駅にて撮影
 1976年の東西線開業に合わせて登場した車両で、1975年に試作車が、1976年に量産車が登場しています。
 18m3扉のボギー車で、南北線とは異なり1500V架線方式となり、ゴムタイヤは踏襲したものの、南北線とは異なる、各タイヤ独立での駆動方式となっています。
 制御方式は電機子チョッパ制御で、当初の4両編成では中間付随車に搭載した2相1重方式のチョッパ装置で両端の制御電動車に搭載する計16個のモータを制御し、6両編成化時には追加された付随車に1相1重方式のチョッパ装置を搭載し、1両分8個のモータを制御する構成とされたようです。チョッパ装置の冷却方式は強制風冷式とされました。
 当初は4両編成で、1982年に白石〜新さっぽろ間が延伸開業した際に6連化、1999年の琴似〜宮の沢間延伸時には8000形中間車を追加しての7連化が行われました。
 1982年以降は6連24本、1999年以降は8000形を組み込んでの7連24本の陣容となっていましたが、老朽化のため2002年より廃車が始まり、2008年には全車が引退しました。
 走行音(日立)[spr6kha.mp3/901KB]
 6100-6200-6300-6400-(8300)-6600-6900の編成のうち、6200と6600にチョッパ装置が搭載され、電動車は6100、6400、6900の3両でした。当初の4連では6200のチョッパ装置で6100と6900のモータを制御したようで、6400と6600を増結した6連では、ユニット構成も変更され、6200のチョッパ装置で6100と6400のモータを、6600のチョッパ装置で6900のモータを制御していたものと考えられます。この走行音は6200形の車内でのものです。モータは隣の車両ですから、チョッパ音ははっきり聞こえても、モータ音は少し遠くなってしまいます。軌道からの(?)音が激しいため、いずれにしてもモータ音はそれほどはっきり聞こえないものとは思いますが…。
 中間増備車ではフロン沸騰冷却方式になっていたらしい情報もありますので、もう一方の伝道者に乗っていたらブロワー音がない走行音が聞けたのかもしれませんが、今となってはどうしようもない話ですね。
 録音は琴似→発寒南間です。
・その他の写真
 試作車を先頭とする、6901以下7連です。この編成のみ先頭形状が異なり、札幌の初代地下鉄車両である2000形の面影を残すものと個人的には感じているところです。6000形は角張った形状なのに対して、この編成は明らかに丸みを帯びた形状で、同形式とは思えない違いですね。
 2006.10.29 東西線宮の沢駅にて撮影
 6601号車から6901号車方向の室内です。化粧板への装飾がかなり目立ちますね。
 2006.10.29 東西線宮の沢駅にて撮影

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