・名鉄5500系

5514以下2連 1999.9.4　名古屋本線知立駅にて撮影

1959(昭和34)年、私鉄の特別料金不要車両としては初めて投入された本格的な冷房車で、2扉クロスシート車です。 　全電動車編成の2連と4連が製造され、この車両の登場時に本線の最高速度が100km/hから105km/hに引上げられたそうです。 　59年中に2次にわたり製造され、4連、2連ともに5本ずつが製造されました。最近まで全車健在でしたが、老朽化が進んでいることもあり、徐々に廃車されつつあります。

　走行音[mt5500a.rm/285KB] 直接再生

　この車両のシステムは後の7000系等にも受け継がれており、モータも同シリーズとなっています。このため聞こえてくる音は7000系列とほぼ同じものとなっています。

　録音は小牧線楽田→田県神社前間です。この車両をはじめ、優等列車用の車両は普通運用になると電制を切ってしまうのが名鉄の慣例で、この録音も電制が切られています。そのため減速時はやはり物足りないですね。

・その他の写真

製造後間もなく、新川工場の火災で遭ってしまった車両で、復旧時にこのように高運転台に改造された、5509を先頭とする4連です。反対側は標準的な低運転台です。 　2002.3.3　名古屋本線須ヶ口駅にて撮影

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