・阪急2200系
1975(昭和50)年、15年ぶりのモデルチェンジ車として、また電機子チョッパ制御の長期試験車として登場した神戸線向けの通勤車です。8両固定編成も初めてのものでした。側窓やドアの天地方向の拡大や乗務員室の拡張などが行われています。前面と側面の行先表示器の設置もこの形式からでした。
1985年にはVVVF制御の電動車2両が追加され、最初は7000系と組んで試験されたものの後に2200系8連の中間2両の付随車と入れ替え、はみ出した車両は6000系の増結用となりました。1992年にはチョッパ試験車は役目を終え付随車となり、2200系の編成はVVVF車を含む4連とされています。
1995年の震災によりこの編成は大きな被害に遭い、1両廃車、残りの車両も全て6000系への編入が行われ形式消滅となりました。
未撮影
- VVVF車加減速音[hnq2720a.ra/119KB] 直接再生
- 1985年登場のVVVF試験車というだけのことはあり、当然のことながら初期形の音をたてています。歯数比は後の8000系と同じ5.31ですから高速域の雰囲気はほとんど同じだったではないかと思います。ブレーキについてはこの車両でも最後にもう一回音の切り替わりが欲しいなぁ、と言いたくなるタイプなんですね。
- 録音は大学の友人による提供で、神戸線中津→十三間の加減速部分です。
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