1999.3.9 芦屋駅にて撮影 |
1980年の5151形、5311形での電機子チョッパ制御試験を踏まえて1981年に登場した、チョッパ制御の量産車です。車体は5001形と同様ですが、当初は、回生制動時の離線対策のためパンタグラフが各車に設置される特徴があったものの、1989年からの4連固定化で半減されています。また、5001形に続き1996年から車椅子スペースの設置工事が行われました。
制御方式は回生制動・抑速制動付の電機子チョッパ制御で、5131形は東芝製、5331形は三菱製のチョッパ装置となっています。台車とモータはこの時期に廃車となった5231形からの流用品を装備しているようです。 1983年までに5131形14両、5331形10両が製造されましたが、95年の阪神大震災で5337-5338が廃車となり、5143-5144-5339-5340の編成が分割され、5337〜5340と5335-5336-5339-5340の2本が組成され、残った5143-5144はしばらく5261形と組まれました(5261形5269-5270は5151形の2連と組んでいたがその2連は被災のため廃車)。98年度には5269-5270や4両あった5311形のうちの2両が廃車されたことで再び組み替えられ、5143-5144は5313-5314と組まれて、ようやくチョッパ車の各編成はチョッパ車のみで組成されるようになり、4連6本に整理され、現在に至っています。 |
5140号車のチョッパ装置で、これは東芝製のものです。一般的な電機子チョッパ装置で東芝製というのは非常に数少ない存在なわけですが、本当に独特な形状をしています。風道になっているはずの部分で何かが焼けるんじゃないか?と思ってしまうのは私だけでしょうか・・・(笑)
ちなみに、三菱製については5311形のページに掲載しています。 1999.3.9 芦屋駅にて撮影 |