1999.2.26 大阪線鶴橋駅にて撮影 |
1984(昭和59)年9月に1500V架線下での初のVVVFインバータ制御車として2連1本が製造されました(当時は1250系1251F)。車体は1200系と同形態の鋼製車体で、後のVVVF制御量産車とはかなりの違いのあるものとなっています。制御装置は8ビットマイコンを使用し、スイッチング素子であるGTOサイリスタは当時としては最大級の4500V、2000Aのものとなっています。また、大阪線の勾配区間での使用を考慮し、抑速回生ブレーキ失効時に発電ブレーキに切替える機能なども付加されています。
量産車登場時に1251系とされ、1990年には1233系群の増備に伴い1420系に改番され、現在に至っています。特異のシステムを採用しているためか、限定運用が組まれ、大阪線河内国分までの普通や、榛原までの準急等に主に充当され、1日で高安の車庫に戻れるようになっているようです。 |