1999.9.6 大阪線鶴橋駅にて撮影 |
1988(昭和63)年に登場した3扉転換クロスシートの急行用車両で、補助電源をSIVとした5209系、ボルスタレス台車を装備した5211系と細分され13本が製造されました。車体は構造の関係でアルミの標準構体を断念せざるを得ず、鋼製ながら軽量構体となりました。
3扉で910mmピッチの転換クロスシートを並べたシート配置は後にJR西日本の新快速をはじめとして、東日本を除くJR各社が揃って5200系をマイナーチェンジしたような車両を登場させるなど、次世代に強い影響を与える車両となりました。 名古屋線では5800系や2610/2800系の改造L/Cカーと併せてほぼすべての急行がクロスシート車になるなどの実績を上げています。 |
この写真はボルスタレス台車を装備して新製された5211系のトップナンバー、5161以下4連(+1438以下2連)です。手前側に連結されている5211系は最近検査を受けた車両で、裾部のマルーンラインが省略されているのが特徴です。この塗装は1999年春頃から順次施行されていて、いずれは裾部にラインの付いた通勤車は消えてしまう運命にあるようです。
1999.9.5 山田線宇治山田駅にて撮影 |