・近鉄6400系列
6408以下4連
6408以下2連+6401以下2連
2000.9.4 南大阪線藤井寺駅にて撮影
 1986年3月に登場した南大阪線用の狭軌のインバータ制御車で、2連の6400系と、4連の6620系とに大別でき、固定軸距を2100mmに短縮した新台車を履いた6407系、全線共通仕様車体となった6413系、補助電源をMGからSIVに変更した6419系、ボルスタレス台車の6422系、吉野線ワンマン運転用の6432系、6422系の4連バージョン6620系という分類となります。
 インバータはこれら形式いずれも日立製を搭載しており、6417Fくらいまでは大阪市交新20系などと類似した音であったものの、それ以降は近鉄車独特のものとなり、後に従来車もソフト変更を受け現在に至っています。なお、歯数比は3200系後期車と同様大きくとられています。
 現在、6400系シリーズが2連33本、6620系が4連7本在籍しています。
 6400系加減速音(登場時)[knk6400a.ra/86.2KB] 直接再生
 今では聞けなくなってしまった6400系オリジナルの走行音です。この頃から、現在で言うところの非同期の終わりくらいに聞こえてくる小さな「唸り」は鳴っていたようですね。また、減速時も小さいながら最後に一音今よりも余計に鳴っていたようです。
 録音は大学の友人による提供で南大阪線河堀口→北田辺間の加減速部分のみです。
 6400系走行音(現在)[knk6400b.ra/197KB] 直接再生
 上記と同じグループの車両の現在の走行音です。減速音は昔の面影がよく残っていますが、加速音はかなり変わってしまいました。今では初期車と後期車の間で非同期の直後のうなりの雰囲気が何となく違うように思われます。
 録音は南大阪線針中野→矢田間です。
 6407系走行音(現在)[knk6407a.ra/175KB] 直接再生
 こちらは新仕様台車となった6407系のソフト変更後の走行音です。それほど新しいグループではないのになぜか後期形のような雰囲気をもった音になっています。もちろんこれは個体差だとは思うわけですが・・・。
 録音は南大阪線藤井寺→高鷲間です。
 6413系走行音(現在)[knk6413a.ra/191KB] 直接再生
 標準軌線用車両より1年くらい遅れての全線共通車体採用となったグループです。このグループの最終増備車である6418Fからが製造時より現在と同じ音だったのではないかと予想されます。ここに載せているのは6416なのですが、この頃でもかなり後期車に近い音になっていたと言えるのかもしれません。
 録音は南大阪線恵我ノ荘→高鷲間です。
 6422系走行音[knk6422a.ra/187KB] 直接再生
 補助電源のSIV化に続きボルスタレス台車化された後のグループで、近鉄のVVVF通勤車としての標準仕様として定着したスタイルと言っていいと思います。モーター音も完全に後期形のものになっていると言えるでしょう。もっとも、6400系列の場合、いくつも録音して比べてみたところどうも徐々に変わってきているという感触もあるので近接した番号で聴き比べてもあまりはっきりとは分からないかもしれません。このファイルと6400系のファイルでも比べるとかなりはっきりするとは思うわけですが・・・。
 録音は南大阪線北田辺→河堀口間です。
・その他の写真
 6400系列の4連版、6620系の6621以下4連です。初期の編成についてはこのように先頭にもパンタを付けたスタイルでしたが、現在では後期の編成と同じく、先頭側のパンタが撤去されているようです。
 2000.9.4 南大阪線藤井寺駅にて撮影
 こちらは6620系のうち、「吉野フォレスタ」となっているペイント車6623以下4連(+6404×2連)です。ペイント車とは言っても、ほとんど模様がなく、一見すると、下塗りだけで走っているのかと思えてしまいます・・・。
 2000.9.4 南大阪線藤井寺駅にて撮影
 6400系や6620系に積まれている日立製のVVVFインバータ装置です。外観上は標準軌用の1220系などと全く同じです。
 写真はモ6622のものです。
 2000.9.4 南大阪線藤井寺駅にて撮影

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