・近鉄21020系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
21622以下6連と思われる
21622(通過列車で車番はよく見えず)以下6連
2003.3.10 大阪線今里駅にて撮影
 2002年度、名阪間のノンストップ特急用の新車として投入され、21000系の次の世代と言うことで「アーバンライナーnext」とされています。
 制御方式はVVVFインバータ制御で、IGBTを用いた2レベルインバータが採用され、モータ出力を23000系よりも増強したことで、3M3Tの編成で従来の特急車と同等の走行性能を確保しています。主回路は1C2M×2群のVVVF装置を各電動車に搭載しています。
 特急車両であるため、車内は全車両リクライニングシートで、名古屋方の1両はデラックスシート車で2+1列配置(2人掛けと言うより1人掛けが2つ並んでいる)とされています。従来のアーバンライナーと異なり全車禁煙としたため、編成中に3箇所、喫煙室が設けられました。
 2002年度に6連2本が製造され、2003年3月以降、難波〜名古屋間のノンストップ特急(甲特急)に運用されています。
 走行音[knkULNa.rm/1.03MB]
 三菱製の2レベルインバータ車で、シリーズ21の三菱車以上の特異バージョンとなりました。起動時は少し低めの「ヒュルル…」で、JR東日本E231系などを想像するような鳴り方なのですが、それも束の間、突然GTOサイリスタを使用したVVVF車の非同期音のような響きになり、更にその音が高くなっていくという、およそ今までのVVVF車の例からは想像もできないような音をたてるのがこの車両の特徴と言えます。減速時も当然同じようなパターンで鳴るわけですから、最後にはGTO的な一定音から、突然「ヒュゴゴゴ…」に切り替わるわけです。22000系等のように減速時にさっさと回生ブレーキが切れてしまう車両だったらこのようなことにはならなかったんでしょうが…。
 録音は名古屋発難波行の特急で、大阪線大和八木発車時と、同駅停車時の組合わせです。夜になると一部の途中駅にも停車するようになりますので、夜間の運用を狙っての乗車でした。
・その他の写真
 21221号車の室内です。正面からではわかりにくいですが、ゆりかごシートというだけあって、少し丸みを帯びた座席になっています。
 2003.3.9 難波線近鉄難波駅にて撮影
 21322号車のVVVFインバータ装置です。モータ2個を制御するパワーユニットが2組ある、1C2M×2群の装置が各M車に搭載されています。
 2003.3.10 大阪線大和八木駅にて撮影

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