高野線所属の2187以下2連+2185以下2連+2173以下2連(全て後期車)
2011.11.30 天下茶屋駅にて撮影
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1990年に登場した17m2扉の急行用の車両で、南海初のVVVFインバータ制御車となっています。車体は軽量ステンレス製で、17m車体とはいえ2扉のロングシート車のため(1995年製の5次車以降は車端部のみクロスシート)、ドア間は非常に長いシートになっています。
インバータ装置は外見的にも容量的にもまるで1C4M用のものを使って1C8Mの接続となっていますが、これはオール電動車の編成で、モーター出力もそれほど大きくないためにできたことと言えるのではないでしょうか。この車両での抑速回生ブレーキの安定した動作を実現するために高野線山間部の変電所には回生電力吸収装置が設置されたのも有名なところです。また、既に全廃されたものの、既存のズームカーと連結するために電磁直通ブレーキを採用し、鋳鉄製制輪子を使用しています。
2003、2005年のダイヤ改正にて、難波〜極楽橋間の急行運用が徐々に減少し、橋本〜極楽橋間も主役が2300系の各停に移行したことで余剰車が発生することとなってしまい、2007年からは南海本線の普通運用にも進出しました(使用車両は転属扱いで明確に区別されている)。
2011年4月現在、高野線に4連4本、2連12本、南海本線に4連5本、2連2本がそれぞれ在籍しています。
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