・南海6000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
6026以下4連+6002以下4連
6026以下4連+6002以下4連
2011.11.30 天下茶屋駅にて撮影
 1962(昭和37)年、南海電鉄初の高性能電車として高野線に投入されました。東急車輌とアメリカ・バッド社の技術提携によるオールステンレス車体で、20m車としては国内初の採用例となったそうです。通勤電車としての登場であり、車内はオールロングシート、片側4枚のドアは片開き扉となりました。
 当初は600V仕様で製作されましたが、4次車からは複電圧対応で製造され、初期車も昇圧準備の改造工事が実施されました。
 編成は1M方式の電動車を使用してMT比1:1での組成が基本です。当初は抑速ブレーキはありませんでしたが、高野線河内長野〜橋本間複線化時に連続33‰の勾配区間ができたため、後に抑速ブレーキの追加と、それに伴う抵抗器の交換が行われました。
 昭和60年からは冷房改造と更新工事、台車の交換などが行われ、組成変更などを経て4連11本、2連14本の全72両が現在も高野線で活躍を続けています。
 走行音[nk6000a.mp3/1.68MB]
 三菱製のモータを搭載した抵抗制御としては、いくつもの例があると思われる、高速域で響く悲しげな音程が特徴と思います。低速域では特に目立つ唸りなどはなく、無難にまとまっているのではないでしょうか。
 録音は泉北高速線深井→泉ヶ丘間です。それなりに速度は出ていますが、後半で自然減速が目立ちますね。ブレーキ初速はだいぶ下がってしまっています。
・その他の写真
 こちらは2両編成2本を連結した6022以下2連+6902以下2連です。毎回このように組成しているのかは分かりませんが、Mc-Tc+Tc-Mcの順で、両端がM車になるように組成されています。6000系の2連については橋本方がMcの編成と難波方がMcの編成が同数在籍しています。
 撮影している時は全く意識していませんでしたが、通天閣が写っていたんですね。
 2007.3.15 天下茶屋駅にて撮影

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