・南海9000系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
9513以下6連
9513以下6連
2009.5.2 南海線住ノ江〜七道間にて撮影
 1985(昭和60)年、高野線の8200系をベースに製造された、南海本線向けの界磁チョッパ制御車です。南海本線向けとしては初めてのステンレス車体となり、登場時は緑色の帯を巻いていました。
 8200系と同様に2両分8個のモータを制御する1C8Mの制御装置を装備していますが、回生失効時は8200系の発電ブレーキへの切り替えとは異なり、9000系では空気ブレーキに完全に切り替わってしまう点が、勾配区間の走行を考慮しているかどうかの差となっています。
 1988年までに4連5本と6連2本の計32両が製造されました。1992年から現行の塗装に変更されており、全32両が南海本線系統での運用を続けています。
 走行音[nk9000a.mp3/854KB]
 三菱製モータでの界磁チョッパ車は全国を見てもあまり数がないのかもしれないですね。あまり聞かない音の響きのように感じます。特に、界磁チョッパでは起動時に盛大に唸る車両が多いですが、この車両は抵抗制御車とそれほど変わらない起動音のように感じます。高速域では、惰行時にもそれなりに音が鳴っていますが、6000系などのモータと比べると、味気ない音になっていますね。逆に減速時には結構いい音が鳴っているように感じます。
 録音は新今宮→天下茶屋間です。あまり環境良くないです。

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