・泉北7020系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
7772以下2連+7524以下6連
7772以下2連+7524以下6連
2011.11.30 南海線天下茶屋駅にて撮影
 2007年、3000系の置換えのため登場しました。7000系の投入から期間も空いてしまったため、新形式になってはいるものの、併結可能な仕様とされています。
 制御方式はVVVFインバータ制御で、7000系とは異なり2レベルインバータに純電気ブレーキが採用されています。
 7000系と比べると客室設備が大きく変わっており、台車にも一部変更が加えられるなどしています。
 6連2本と4連、2連各1本の計18両が製造されました。
 走行音[snb7020a.mp3/1.11MB]
 日立IGBTによる2レベルインバータということで、変調パターンはよくあるタイプになっています。非同期モードはやや低めで、微妙に震えるような音になっています。そして日立IGBT独特のせり上がっていくような音はありません。そして高速域のモータ音は、この時代にしては珍しく、5000系や7000系と同じ、かなりうるさいモータのままでした。停車直前の純電気ブレーキの音は日立らしく低い音です。少し後で登場する南海8000系は甲高い音で登場しましたが、結局この7020系と同じような音に変わりました。そういう意味では、この車両と南海8000系の差は、5000系と南海1000系の差みたいな程度の違いなのかもしれないですね。
 録音は栂・美木多→泉ヶ丘間です。
・その他の写真
 こちらは7524以下6連です。先頭が電動車かどうかの違いだけで、一緒に製作された車両ですし、何か目立った違いがあるわけでもないです。
 2009.3.20 南海線天下茶屋駅にて撮影
 7571号車から7772号車方向の室内です。7020系ではロングシートの中間に手すりが追加されたため、7人掛けの座布団がようやく4+3に分割されました。他にも、座席が片持ち式になったり、袖仕切りが大型化したり、ドア上の案内表示器が液晶画面になったりと言った変化も見られます。
 2011.3.11 和泉中央駅にて撮影
 7121号車のVVVF装置です。IGBTの2レベルインバータが一般化してだいぶ時間が経ってからの登場でもあり、このように、3相分が1つのパワーユニットになりました。ゲート制御部などとの体積比が、7000系の時代とは逆転してしまったのでは、とさえ思えてきます。
 2008.5.4 南海高野線堺東駅にて撮影
 7022号車の台車です。7000系と同じくモノリンク式軸箱支持方式のボルスタレス台車で、台枠の形状変更などが行われているということですが、確かに空気バネの支持位置が外側に張り出したりしていますね。その影響かどうかは分かりませんが、モノリンク(と言っていいんだと思うのですが、軸受けに向かって水平に伸びている細い部品のこと)が短くなっているようです。
 2011.11.30 南海線天下茶屋駅にて撮影

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